中公選書<br> 謎の海洋王国ディルムン―メソポタミア文明を支えた交易国家の勃興と崩壊

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中公選書
謎の海洋王国ディルムン―メソポタミア文明を支えた交易国家の勃興と崩壊

  • 安倍 雅史【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784121101242
  • NDC分類 228.9
  • Cコード C1322

出版社内容情報

2019年、ペルシア湾の島国バハレーンの古墳群が世界文化遺産に登録された。バハレーンには今から4000年前、南メソポタミアとオマーン半島、そしてインダス地域を結ぶ海上交易を独占して繁栄をきわめた海洋の王国・ディルムンの人々が、約7万5000基もの古墳を築いた。資源に乏しいメソポタミア文明を物流の面から支え、この文明の生命線を握っていたのが、ディルムンであった。この王国を築いた人々は、それまでほぼ無人の地だったバハレーンにどこから移住してきたのか? なぜ、紀元前1700年頃を境に急速に衰退し、王都や神殿が打ち棄てられ、巨大な王墓の建造が終焉を迎えたのか? 日本の発掘調査団の中心メンバーである著者が、最新の考古学的成果を踏まえ、ディルムン文明の起源と崩壊の謎の解明に挑む。

内容説明

ペルシア湾に浮かぶ島国バハレーンには、世界最大の古墳群が存在する。今から四〇〇〇年前、バハレーンがディルムンと呼ばれた時代に、おびただしい数の古墳が築かれた。海上交易を独占して繁栄をきわめた王国の人々は、ほぼ無人の地だったこの島にどこから移住してきたのか。なぜ紀元前一七〇〇年ごろを境に、歴史の表舞台から消えたのか。日本の発掘調査団を率いる著者が最新の考古学の成果を踏まえ、謎の王国の歴史の解明に挑む。

目次

第1章 バハレーンの地理、気候、風土
第2章 ディルムン考古学の先駆者たち
第3章 ディルムンの歴史―南メソポタミアとの交流を中心として
第4章 文明期の遺跡
第5章 文明期を生きた人々
第6章 ディルムン文明の崩壊とその後

著者等紹介

安倍雅史[アベマサシ]
1976年生まれ。英国リヴァプール大学博士課程修了(Ph.D)。東京大学総合研究博物館特任研究員、早稲田大学高等研究所助教などを経て、2016年から東京文化財研究所研究員、2021年から同研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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月をみるもの

19
メソポタミア文明とアラビア半島、そしてインダス文明との間をつなぎ、交易によって栄えた海洋王国ディルムン。数万におよび古墳は、まさに島を埋め尽くさんばかり。砂漠にいた遊牧民がこの島に移住し、やがて海洋民となったという歴史を解き明かしたのは日本の発掘隊。次はどこかに沈んでいるはずのディルムン船の発見だ!2022/03/09

Toshi

18
「ディルムン」とはペルシャ湾に浮かぶ島国「バハレーン」のこと。30年以上も前にバハレーンに住んでいたことがあり、紀元前の遺跡や、また砂漠の真ん中に「生命の樹」があり、エデンの園はバハレーンだったかも知れないなどと言う話を、眉に唾つけながら聞いていた記憶がある。それがメソポタミア文明に遡り栄えた交易国家だったとは。もっとちゃんと見ておけば良かった。実際にバハレーンで遺跡の発掘に携わる研究者による真面目な本である。メソポタミアから他地域への海洋貿易のハブとして栄えたディルムンの盛衰を、遺跡研究から解き明かす。2023/01/09

中島直人

6
(図書館)バーレーンに比定される謎の交易国家ディルムンに関する考察。読みやすくて分かりやすい。考古学や文献に基づいた科学的な本なのに、十分にわくわくさせてくれる。内容についてもバランスが取れていて、非常に勉強になる。2022/08/18

パパ

4
バーレーン(著者はバハレーンと表記)は、世界有数の古墳群(75千基)があると本書で初めて知った。そもそもバーレーンがペルシャ湾に浮かぶ島国であることも認識してなかった。 2015年から日本の考古学者が発掘調査に協力した成果が本書に反映されている。 バーレーンは昔ディルムンと呼ばれ、メソポタミアを統一したアモリ系遊牧民が支配していた。ディルムンはペルシャ湾の海上交通の要衝であり、繁栄の源であった。2023/11/18

takao

4
4000年前に栄えたペルシア湾のバハレーン遺跡。2022/12/15

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