中公選書
「過情報」の整理学―見極める力を鍛える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784121100085
  • NDC分類 007.5
  • Cコード C1336

内容説明

情報過多社会で身につけたいリテラシーの要諦とは。真偽を見抜き、必要性を判断するために、手引きとなる一冊。一つ一つの情報の真偽や必要性を判断し、活用していく「情報力」を培うためのヒントを数多く収録。

目次

第1章 情報平準化のおそろしさ(一日に新聞六〇〇〇ページ分;増大した情報の中身 ほか)
第2章 「みんな」とは誰のことか?(編集の意義;ポータルサイトのニュース ほか)
第3章 情報のウラを「読む」(情報を見極める;情報の信ぴょう性 ほか)
第4章 情報を「選ぶ」訓練をする(“コピー&ペースト”はなぜいけない?;「正解」はどこにあるのか ほか)
第5章 インターネット時代の情報リテラシー(日本の情報教育の現状;日本のデジタル読解力は世界第四位 ほか)

著者等紹介

上野佳恵[ウエノヨシエ]
津田塾大学国際関係学科卒業後、株式会社日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンクにて会員企業向けの情報提供サービスに携わる。のち、マッキンゼー・アンド・カンパニーインクジャパンに転じ、国内外コンサルタント・クライアントに対するリサーチ、コンサルタントに対するリサーチトレーニングなどを担当。2001年リサーチ関連サービス、コンサルティングを行う有限会社インフォナビを設立。各種のリサーチ・コンサルティングプロジェクトに携わると共に、新入社員から戦略スタッフまでの情報力スキルアップ研修等を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

28
目的を持って、信頼できる発信元の情報を辿れば、ゴミ情報に遭遇しにくくなる。受け手の教養も必要。2018/12/17

壱萬参仟縁

19
学術では1次資料が重要だが、ネット社会でも似たような事が起きる。例の小保方問題のように、複次情報への懐疑が信憑性を失わせることへの批判となる。匿名志向の日本社会ならば、無責任社会になっても自然である。その頂点が総理大臣という論理なら納得できる。これを変えるのが選挙であってほしい。Wikipediaは誰もが作成・編集できるため、説明を書いた人が不明で、責任の所在が曖昧(91頁)。それはそうだと思うので、書いた人が特定できる仕組みは必要。2014/11/30

キリル

9
タイトルを見て、ちょっと思っていた内容と違ってましたが、かなり勉強になりました。情報過多になった現代でその情報の出所と信憑性を吟味する力、その上で情報を比較・組み合わせて結論を導く力は一層重要になってきます。どんなデータ・情報にも作成者のある程度の意図があることを考慮し、自分の求める基準と照らし合わせる必要があること、複数の情報源から確認したつもりでもそれらが同じ情報源からコピペされたものであるかもしれないこと、どんな情報でも必ずあるわけではなく、「ない」情報もあるということは改めて勉強になりました。2017/05/04

たいそ

4
膨大な情報をどう捌くか、というよりは「見極める力をどうやって鍛えるか」について書かれている。「Google の検索結果を上から順番に見ていっても正しい情報に近づけない」のはなぜか、「まとめ方がわからない」ときはどうすべきか、といったことが参考になった。「世の中に存在しない情報はいくら探しても出てくるはずがない」2012/02/15

ちいくま

3
コピペがなぜいけないのか等が言葉できちんと説明されていて、すっきりしました。日々ネットのトップニュースの見出しだけ眺めてると、世界がどんどん狭まっていくという怖さ。小学生にまず教えるべきは、プログラミングよりこっちの内容なんじゃ?と思いながら読了。2016/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4526685
  • ご注意事項

最近チェックした商品