中公新書<br> 体育会系―日本のスポーツ教育が創った特異な世界

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中公新書
体育会系―日本のスポーツ教育が創った特異な世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028914
  • NDC分類 780.21
  • Cコード C1237

出版社内容情報

大学をはじめ学校の運動部出身で特有の価値観・行動様式を持つ体育会系。
 厳格な上下関係、規範意識の高さなどを特徴とし、爽やか、暴力的、勉学が苦手、就活に有利など様々に語られてきた。
 本書はその起源から、先輩・後輩関係の分析調査、スポーツ推薦入試の軌跡と現状、就職後のキャリア形成の困難まで、彼らを多角的に描く。
 近年、話題となる不祥事の歴史も追い、日本社会で500万人以上とも言われる日本独自の体育会系の実態を描く。


【目次】

序 章 近代スポーツの誕生と展開
第1章 学校主体の日本スポーツ明治から現代まで
1 体術・体操から体育へ――昭和戦後までの道程 
2 「生涯スポーツ」という考え――1960年代以降 
3 改革の試みと挫折 

第2章「体育会系」の起源――対全共闘の大学運動部
1 右翼、暴力組織の代名詞へ――大学当局への協力 
2 拡大する批判――部内事件・入試優遇・セミプロ化 
3 特権喪失、日本スポーツ界の低迷へ 

第3章 絶えない不祥事1962~2025年
1 続発する事件暴行――不正入試・わいせつ・薬物 
2 特異な先輩後輩の世界 
3 対応策の模索――不揃いの大学当局 

第4章 スポーツ推薦入試の軌跡――1967年以後の拡大
1 学力検査の免除――文部省の公認 
2 筑波大の積極的導入、早大の「体育特選入試」
3 過剰な運動部強化へ――知名度アップの弊害 

第5章 スポーツ推薦入試の実態――拡大した姿
1 243大学の内実公開に否定的な制度 
2 競技実績と募集競技大学――当局の強い意志
3 アスレティックラシーの可能性――新しい実績主義 

第6章 キャリア形成の難題――競技活動中心の功罪
1 競技引退後を見据えた悩み 
2 セカンドキャリア志向――単一路線型の危うさ
3 スポーツ推薦入試入学者の脆さ 
終 章 体育会系の現実
あとがき 
参考文献 
体育会系 関連年表 

内容説明

大学をはじめ学校の運動部出身で特有の価値観、行動様式を持つ体育会系。厳格な上下関係、集団規律・根性重視などを特徴とし、爽やか、暴力的、勉学が苦手、就活に有利など様々に語られてきた。本書はその起源から、先輩・後輩関係の調査、スポーツ推薦入試の軌跡と現状、就職後のキャリア形成の困難などを多角的に描く。近年、深刻化する不祥事の歴史も追い、数百万人規模とも思われる日本独自の体育会系の実態を描く。

目次

序章 近代スポーツの誕生と展開
第1章 学校主体の日本スポーツ―明治から現代まで
第2章 「体育会系」の起源―対全共闘の大学運動部
第3章 絶えない不祥事―一九六二~二〇二五年
第4章 スポーツ推薦入試の軌跡―一九六七年以後の拡大
第5章 スポーツ推薦入試の実態―拡大した姿
第6章 キャリア形成の難題―競技活動中心の功罪
終章 体育会系の現実

著者等紹介

小野雄大[オノユウタ]
1987(昭和62)年福岡県生まれ。埼玉県出身。2010年帝京大学文学部社会学科卒業。12年筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。16年早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。早稲田大学スポーツ科学学術院助教、同講師などを経て、23年順天堂大学スポーツ健康科学部専任講師、25年より同准教授。専攻・スポーツ教育学、スポーツ社会学、スポーツ文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

34
大学をはじめ学校の運動部出身で特有の価値観・行動様式を持つ体育会系。日本の学校スポーツが育んだ独特の文化・価値観を歴史的・社会的に解剖する1冊。体育会系が定着したのは1960年代末の大学闘争期からで、厳格な上下関係や、先輩後輩の規範、集団主義、根性論が、戦後日本のスポーツ教育を通じてどのように形成されたか、スポーツ推薦入試の変遷や現状、運動部出身者の就職後のキャリア形成の困難さも多角的に分析しながら、大学スポーツが宣伝効果として機能する一方、勉学軽視やパワハラ体質といった負の側面を浮き彫りにしていました。2026/02/08

さとうしん

17
体育会系の海外でのルーツ、日本での興りから体育会系による不祥事、スポーツ推薦入試、就職の問題まで。その名称の由来が大学の「体育会」であることははじめて知った。そして学生運動では大学当局の手先となり、学内はもちろん社会的にも批判されたらしい。スポーツ推薦入試は近年のものと思いきや意外と古くから行われており、それまで非公式に行われていた高校運動部からの勧誘を公式化したという側面もあるようだ。スポーツ推薦をメリトクラシーの一種ととらえる見方は盲点だった。2026/02/07

ののたま

11
体育会系の歴史から、教育、キャリア形成を辿る本。▼欧州のスポーツ教育は成立の歴史から察するに人間形成の面が強いようだ。日本の場合も欧州からの人間形成の面も取り入れてはいるものの、軍国教育の面も含んでいる。欧州のスポーツ教育には軍国教育的な側面はなかったのか、掘り下げてみたい。▼対全共闘の暴力組織として体育会系が扱われたのも大学組織との密接な繋がりが理由として挙げられているが、上からの命令に従う軍国教育的側面がのこっていたことも理由ではなかろうか。▼体育会系の卒業後のキャリア形成でぶつかる壁だが、スポーツ▼2026/02/25

manabukimoto

7
「体育会系」という日本独自の文化の考察。 英国の荒れるパブリックスクールの生徒疲弊策としてのスポーツの導入や、大学紛争当時の体制側の暴力装置としての体育会系の役割など、多くの学びを得た。 スポーツがなくても困らない(日々の営みで健康だし、テレビ見ないしコンテンツとしても要らない)立場からすると、大学での最優先事項がスポーツという人たちは謎だった。 学業とスポーツの両立は困難、だからこそのスポーツ推薦。スポーツをする人の受け皿としての大学。集団同調や無思考無批判で絶対服従の縦関係。日本らしさとも言える。2026/01/31

澄川石狩掾

3
「体育会系」について、学生運動に対する大学側の手先としての側面、スポーツ推薦、就職活動への意識などについてが特に勉強になった。ただし、スポーツ推薦への批判的意見への応答が不十分であるように感じた。余談ながら、あとがきに、著者および配偶者が「体育会系」であること、そして本書執筆中に子供が誕生した旨が記載されていて、非体育会系の私は嫉妬心を覚えた。2026/02/25

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