出版社内容情報
大学をはじめ学校の運動部出身で特有の価値観・行動様式を持つ体育会系。
厳格な上下関係、規範意識の高さなどを特徴とし、爽やか、暴力的、勉学が苦手、就活に有利など様々に語られてきた。
本書はその起源から、先輩・後輩関係の分析調査、スポーツ推薦入試の軌跡と現状、就職後のキャリア形成の困難まで、彼らを多角的に描く。
近年、話題となる不祥事の歴史も追い、日本社会で500万人以上とも言われる日本独自の体育会系の実態を描く。
【目次】
序 章 近代スポーツの誕生と展開
第1章 学校主体の日本スポーツ明治から現代まで
1 体術・体操から体育へ――昭和戦後までの道程
2 「生涯スポーツ」という考え――1960年代以降
3 改革の試みと挫折
第2章「体育会系」の起源――対全共闘の大学運動部
1 右翼、暴力組織の代名詞へ――大学当局への協力
2 拡大する批判――部内事件・入試優遇・セミプロ化
3 特権喪失、日本スポーツ界の低迷へ
第3章 絶えない不祥事1962~2025年
1 続発する事件暴行――不正入試・わいせつ・薬物
2 特異な先輩後輩の世界
3 対応策の模索――不揃いの大学当局
第4章 スポーツ推薦入試の軌跡――1967年以後の拡大
1 学力検査の免除――文部省の公認
2 筑波大の積極的導入、早大の「体育特選入試」
3 過剰な運動部強化へ――知名度アップの弊害
第5章 スポーツ推薦入試の実態――拡大した姿
1 243大学の内実公開に否定的な制度
2 競技実績と募集競技大学――当局の強い意志
3 アスレティックラシーの可能性――新しい実績主義
第6章 キャリア形成の難題――競技活動中心の功罪
1 競技引退後を見据えた悩み
2 セカンドキャリア志向――単一路線型の危うさ
3 スポーツ推薦入試入学者の脆さ
終 章 体育会系の現実
あとがき
参考文献
体育会系 関連年表
内容説明
大学をはじめ学校の運動部出身で特有の価値観、行動様式を持つ体育会系。厳格な上下関係、集団規律・根性重視などを特徴とし、爽やか、暴力的、勉学が苦手、就活に有利など様々に語られてきた。本書はその起源から、先輩・後輩関係の調査、スポーツ推薦入試の軌跡と現状、就職後のキャリア形成の困難などを多角的に描く。近年、深刻化する不祥事の歴史も追い、数百万人規模とも思われる日本独自の体育会系の実態を描く。
目次
序章 近代スポーツの誕生と展開
第1章 学校主体の日本スポーツ―明治から現代まで
第2章 「体育会系」の起源―対全共闘の大学運動部
第3章 絶えない不祥事―一九六二~二〇二五年
第4章 スポーツ推薦入試の軌跡―一九六七年以後の拡大
第5章 スポーツ推薦入試の実態―拡大した姿
第6章 キャリア形成の難題―競技活動中心の功罪
終章 体育会系の現実
著者等紹介
小野雄大[オノユウタ]
1987(昭和62)年福岡県生まれ。埼玉県出身。2010年帝京大学文学部社会学科卒業。12年筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。16年早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。早稲田大学スポーツ科学学術院助教、同講師などを経て、23年順天堂大学スポーツ健康科学部専任講師、25年より同准教授。専攻・スポーツ教育学、スポーツ社会学、スポーツ文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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