出版社内容情報
人口が急減するなか、自治体間で人を奪い合うゼロサムゲームでは明るい未来を描けない。
こうした状況下、注目を集めているのが関係人口――特定の地域に継続的に関心を持ち、関与するよそ者――である。
「観光以上、定住未満」の関わり方をする彼らによって、都市にも地域にもプラスになる関係は築けるのか。
それは日本社会にとってどのような意味を持つのか。
豊富な事例をもとに、その可能性を考える。
【目次】
内容説明
人口減少が進むなか、政府は地方創生の切り札として、今後、関係人口一千万人の創出を目標に掲げた。関係人口とは、「観光以上、定住未満」で地域とつながる人々を指す。地域間で人材をシェアする考え方が根底にある。関係人口の増加で都市と地方はどのように変わり、個人のライフスタイルにどんな影響があるのか。関係人口研究の第一人者が、全国の事例をもとに、現状と具体的な課題、実践に向けたヒントを示す。
目次
序章 住民でも観光客でもなく―地域に関心を持つ
第1章 都市の悩み、地方の課題―つながりから政策へ(都市で増える「ふるさと難民」;地方が直面する「心の過疎化」;政策としての関係人口)
第2章 多様なつながり方―ライフステージに合わせて(コミュニティに参加する;地域に短期滞在する;一緒に課題を解決する;地域をともにつくる)
第3章 いかに地域と関わるか―好奇心をきっかけに(自分起点から始めよう;頼れる関係案内所;つながりの育み方)
第4章 どうやって地域で受け入れるか―長期的視点に立つ(関わりしろを考えよう;継続のヒント;関係人口と移住・定住)
第5章 これからの地域とライフスタイル―変わる常識(意義と課題;ライフスタイルとして;地域戦略として)
終章 希望ある人口減少社会をどう描くか
著者等紹介
田中輝美[タナカテルミ]
島根県立大学地域政策学部准教授。ローカルジャーナリスト。1976年島根県生まれ。大阪大学文学部卒業。99年、山陰中央新報社に入社。2008年、企画「医変―地域医療の存亡」でファイザー医学記事賞大賞。13年、琉球新報社との合同企画「環りの海―竹島と尖閣」で日本新聞協会賞を受賞。14年秋、同社を退職し、ローカルジャーナリストとして活動。18年度総務省ふるさとづくり大賞奨励賞受賞。20年、大阪大学大学院人間科学研究科後期課程修了。博士(人間科学)。21年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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