出版社内容情報
企業不祥事が報道されると、「自分だったら絶対にやらないのに」と思う。
だが、実際にその立場になると、個人ならば絶対にしない悪事でも多くの人は不承不承、あるいは平気でやってしまう。
人はなぜ集団になると、簡単に同調・迎合し、服従してしまうのか。
著者は、有名な服従実験や同調実験の日本版を実施、その心理構造を探る。
一方、タイタニック号遭難など、緊急時に助け合い、力を発揮するのも集団の特性である。集団の光と闇を解明する。
内容説明
組織の不祥事が報道されると「自分なら絶対にやらない」と思う。だが、いざ当事者になると、個人ならしない悪事でも多くの人は不承不承、あるいは平気でしてしまう。なぜ集団になると、簡単に同調・迎合し、服従してしまうのか。著者は同調や服従に関する有名な実験の日本版を実施し、その心理を探る。一方でタイタニック遭難など、緊急時に助け合い、力を発揮するのも集団の特性である。集団の光と闇を解明する試み。
目次
序章 集団とは何か
第1章 わが国で行われた服従実験で明らかになったことは何か
第2章 服従の理由は?第三者の感想は?実験の問題点は?
第3章 同調行動はなぜ起きるのか
第4章 現代日本人の同調の特色は何か
第5章 同調行動はどのように拡散するのか
第6章 緊急事態では人は理性的に振る舞うのか
第7章 航空機事故発生時の機内で人々はどのように行動したのか
終章 集団の光と影に何が影響するか
著者等紹介
釘原直樹[クギハラナオキ]
1952年、福岡県生まれ。1975年熊本大学教育学部卒業、1982年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育心理学専攻)満期退学。大阪大学人間科学部助手、九州工業大学工学部教授、大阪大学人間科学研究科教授等を経る。大阪大学名誉教授。博士(教育心理学)。専攻・社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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