中公新書<br> 集団はなぜ残酷にまた慈悲深くなるのか―理不尽な服従と自発的人助けの心理学

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中公新書
集団はなぜ残酷にまた慈悲深くなるのか―理不尽な服従と自発的人助けの心理学

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028518
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C1211

出版社内容情報

企業不祥事が報道されると、「自分だったら絶対にやらないのに」と思う。
だが、実際にその立場になると、個人ならば絶対にしない悪事でも多くの人は不承不承、あるいは平気でやってしまう。
人はなぜ集団になると、簡単に同調・迎合し、服従してしまうのか。
著者は、有名な服従実験や同調実験の日本版を実施、その心理構造を探る。
一方、タイタニック号遭難など、緊急時に助け合い、力を発揮するのも集団の特性である。集団の光と闇を解明する。

内容説明

組織の不祥事が報道されると「自分なら絶対にやらない」と思う。だが、いざ当事者になると、個人ならしない悪事でも多くの人は不承不承、あるいは平気でしてしまう。なぜ集団になると、簡単に同調・迎合し、服従してしまうのか。著者は同調や服従に関する有名な実験の日本版を実施し、その心理を探る。一方でタイタニック遭難など、緊急時に助け合い、力を発揮するのも集団の特性である。集団の光と闇を解明する試み。

目次

序章 集団とは何か
第1章 わが国で行われた服従実験で明らかになったことは何か
第2章 服従の理由は?第三者の感想は?実験の問題点は?
第3章 同調行動はなぜ起きるのか
第4章 現代日本人の同調の特色は何か
第5章 同調行動はどのように拡散するのか
第6章 緊急事態では人は理性的に振る舞うのか
第7章 航空機事故発生時の機内で人々はどのように行動したのか
終章 集団の光と影に何が影響するか

著者等紹介

釘原直樹[クギハラナオキ]
1952年、福岡県生まれ。1975年熊本大学教育学部卒業、1982年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育心理学専攻)満期退学。大阪大学人間科学部助手、九州工業大学工学部教授、大阪大学人間科学研究科教授等を経る。大阪大学名誉教授。博士(教育心理学)。専攻・社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

34
組織の不祥事が報道されると「自分なら絶対にやらない」と思いながら、なぜ集団になると簡単に同調・迎合し服従してしまうのか。集団の光と闇を解明する試みを解説する1冊。服従を促進する要因は何か、なぜ離脱できないのか、同調行動はなえ起きるのか、現代日本人の同調の特色は何か、同調行動はどのように拡散するのか、緊急事態では人は理性的に振る舞うのか、航空機事故発生時の機内で人々はどのように行動したのかなどを解説していて、集団心理にありがちなマイナス面だけでなく、プラス面についても取り上げていたのもなかなか印象的でした。2025/05/20

くさてる

23
難解な部分も多いが、題名通り、ある状況における集団の心理学を理解するためには大事な一冊だと思った。服従実験を日本で行った研究結果が記されているだけでも価値のある一冊だと思う。2025/06/10

みこ

15
タイトルから勝手に昨今のネット上などでの集団バッシング現象などを取り上げたものと思ってしまったが、実際は海難事故時などでの集団心理について語る一冊。事故が発生したからと言って必ずしもパニックが生じるのではなく、それはマスコミの誇張なども影響しているなど新たな視点は得られたが、実験についてのこまごまとした説明など所々冗長に感じられる部分もあり。そもそも思っていたのと違った内容という点もあってやや肩透かしな印象を持ってしまった。2025/05/27

チェアー

8
おっと思う実験が描かれていて衝撃的だった。特にナチスを想起させる禁断の虐待実験をかなり以前に日本でやった人がいたことには驚いた。 同調とは、服従とは、と改めて考える。2025/05/28

Go Extreme

3
サディスティックな行動 無抵抗、感覚の鈍麻、冷淡と無関心 理不尽な同調、卑屈な服従行動 自らの不利益を顧みず他者に尽くす光の部分 集団の実体性(集団としてのまとまりや現実感) 根本的帰属錯誤 悪の凡庸性 段階的なエスカレーション 代理状態 付和雷同、自主性の喪失、過剰な同一化 情報的影響 規範的影響 内部告発の困難さ 非同調者 集団浅慮(groupthink) 多元的無知 ネガティブ・バイアス 内集団中心主義(エスノセントリズム) 平均への回帰 行動の意味の転換 服従実験の倫理的問題点2025/05/12

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