中公新書<br> 日米首脳会談―政治指導者たちと同盟の70年

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日米首脳会談―政治指導者たちと同盟の70年

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  • サイズ 新書判/ページ数 384p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028341
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C1231

出版社内容情報

日本の「参勤交代」「物乞い」とまで当初揶揄された日米首脳会談。
経済面での日本の擡頭、米国の翳りから、安全保障問題や経済摩擦を抱える関係、さらにはグローバルに協力するパートナーへと変貌し、他国と比してもその頻度を増している。
トップ同士の会談や人間関係は、何を生み、何を創ってきたのか――。

本書は、米国14人、日本27人の首脳による150回に及ぶ会談を追い、70年以上にわたる日米同盟を政治指導者を通して描く。

内容説明

日本の「参勤交代」「物乞い」とまで当初揶揄された日米首脳会談。経済面での日本の台頭、米国の翳りから、貿易摩擦や安全保障問題を抱える関係、2国間を超えた国際社会でのパートナーへと変貌。他国と比しても会談頻度は増している。トップ同士の対話や人間関係は、何を生み、創ってきたか―。本書は、米国14人、日本28人の首脳による約150回に及ぶ会談を追い、70年以上にわたる日米関係を政治指導者を通して描く。

目次

序章 首脳会談とは何か―重層的な拡がり
第1章 「参勤交代」の時代―日米安保体制の成立
第2章 首脳会談の定例化―冷戦と負担分担
第3章 同盟の漂流と再定義―ポスト冷戦と日米摩擦
第4章 蜜月と短期政権―「戦時の同盟」
第5章 安定政権の登場―自由で開かれた国際秩序を求めて
終章 変化する首脳会談と日米同盟

著者等紹介

山口航[ヤマグチワタル]
1985年兵庫県生まれ。同志社大学法学部3年次退学(飛び級同大学院入学)。2014年同大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(政治学)。スタンフォード大学客員研究員、同志社大学アメリカ研究所助教などを経て、帝京大学法学部専任講師。専攻・日米関係史、安全保障論、国際政治学。著書『冷戦終焉期の日米関係―分化する総合安全保障』(吉川弘文館、2023年)第40回大平正芳記念賞、第9回猪木正道賞正賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

20
戦後の日本とアメリカの通史ともいえる。双方の視点から描かれているので首脳同士の人としての相性が大切だと実感。個人的には小泉・ブッシュのように蜜月ではありながらも貿易関係ではきちんと主張できる間柄が理想的と思った。オバマは当時真面目な人柄に好感を持っていたけど、安倍とは確かに合わないな。オバマ・岸田なら上手くやっていけたかも。2025/03/17

nagoyan

12
優。日米関係を「日米首脳会談」という特別なシチュエーションから浮かび上がらせる。確かに、日米関係を考えるときに時の首脳同士が何を語って、語らなかったのか。何を見せようとして、見せまいとしたのか。が、今まで体系的に語られなかったのは不思議といえば不思議である。本書は、その一点でも貴重な存在である。そして、首脳会談が、玄人の外務官僚と素人の政治家の共同作業であり、紋切り型の「対米従属論」で説明しれない、緊張感に満ちた、駆け引き・対話の連続であったことが語られる。良書と言っていいだろう。2024/12/29

nishiyan

10
吉田茂、トルーマンから始まり、約150回にも及ぶ首脳会談を通して描き出した日米関係史。まずは政治指導者同士の外交交渉の良し悪しについて解説した点は興味深い。素人の外交の危うさを詳らかにしつつ、首脳会談の裏ではプロの外交官や官僚たちが事前の準備を重ねていることがよくわかった。首脳同士の相性に関してだが、小泉・ブッシュ、中曾根・レーガンのように良いに越したことはないものの、悪くても両国が互いを必要としている間は良好な関係は継続できるわけで、情勢の変化によって流動的になるだろうと思った。2025/03/18

預かりマウス

6
日本は吉田~岸田、アメリカはトルーマン~バイデン期の首脳会談を網羅的に扱った書。首脳会談プロパーに留まらず、外交はもちろん現代史全体の趨勢もなぞることができる。首相や大統領の個人的な経歴が紹介されているのもポイント。現代の日米関係は占領・被占領を発端にしているだけに、歪みがあるのは仕方がない面もあろうが、日本だけが不利な立場になってきたのではなく、アメリカが不当に損をしているという米側の不満は、トランプに始まるわけではない長年の懸案であることがわかる。読みやすいが、網羅性に重きを置いているので、大部。2025/03/05

お抹茶

5
歴代の日米首脳の組み合わせによる会談の様子を辿る。筆致は抑え気味だが,相性の良し悪しが窺える。佐藤とニクソンは核兵器再持ち込みについて一芝居を打ち密約文書にサインした。カーターは大平を気に入り,米国にとって日本が同盟国であることは自明になっていた。ロン・ヤス関係で,背伸びしていた「イコール・パートナー」が本物になってきた。鳩山政権は日米が対等ではないことを公言し,政治的な争点にしたのが特徴。バイデン政権になると,日米首脳会談は実質的にも象徴的にも日米だけのものではなく,日米をハブに他国との首脳会談も開催。2025/03/09

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