出版社内容情報
なぜ細胞の集合体である脳から自我が生まれ、感情が沸くのか。なぜ相手の心がわかるのか。脳はいかにして言語を操るのか。そもそも、なぜ生命を維持できるのか。鍵は「予測」と「誤差の修正」である。
本書では、知覚・運動・感情から、学習と記憶、モチベーションと意思決定まで、脳が発達するプロセスを探究する。子どもの発達や障害、予防医療も一望。人類に残された謎である、高度な知性を獲得する仕組みを描きだす。
内容説明
なぜ細胞の集合体である脳から自我が生まれ、感情が湧くのか。どうして相手の心がわかるのか。脳はいかに言語を操るのか。そもそもなぜ生命を維持できるのか。鍵は、脳がする「予測」と予測誤差の修正だ。本書では、知覚、感情、運動から、言語、記憶、モチベーションと意思決定まで、脳が発達する原理をひもとく。子どもの学習や障害、意識の構造も一望。人類に残された謎である、高度な知性を獲得するしくみを解き明かす。
目次
第1章 脳の本質に向けて
第2章 五感で世界を捉え、世界に働きかける
第3章 感情と認知
第4章 発達する脳
第5章 記憶と認知
第6章 高次脳機能―知識、言語、モチベーション
第7章 意識とは何か
終章 脳の本質
著者等紹介
乾敏郎[イヌイトシオ]
大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。京都大学文学博士。京都大学大学院文学研究科教授、情報学研究科教授を経て、京都大学名誉教授。日本認知科学会フェロー、日本神経心理学会名誉会員、日本認知心理学会名誉会員、日本高次脳機能学会特別会員。専門は認知神経科学、認知科学、計算論的神経科学、発達神経科学
門脇加江子[カドワキカエコ]
立命館大学文学部で実験心理学を学び、追手門学院大学大学院心理学研究科で臨床心理学を修める。現在、スクールカウンセラー。臨床心理士、公認心理師、保健師、看護師。脳と身体の関係を焦点に、児童や成人のカウンセリングに従事。専門は臨床発達心理学、メンタルヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
武井 康則
bapaksejahtera
春ドーナツ
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