出版社内容情報
長引く経済低迷で待ち望まれているイノベーション。将来への新しい希望として語られがちだが、「創造的破壊」とも言われるように、既存の産業に携わる人々の生活を壊す側面もある。
本書は人の観点から検討し、創造の促進はもとより、破壊の打撃をより少なくする方策を考察する。創造する人、破壊される人の特徴とは。抵抗と格差を小さくする教育投資とは。皆が幸せになるためのリスク・シェアの仕組みとは。
内容説明
経済成長の起爆剤として期待されるイノベーション。将来への新しい希望であると同時に、「創造的破壊」と言われるように、人々のスキルや生活の基盤を壊す側面もある。本書は「人」の観点から検討し、創造の促進は元より、破壊の打撃を軽減する方策を考察する。創造する人、破壊される人の特徴とは?抵抗と格差を縮小する教育投資、ミドル・シニア層のリスキリングとは?希望と幸せのための二つのリスク・シェアとは?
目次
第1章 イノベーションとは何か
第2章 創造する人の特徴
第3章 破壊される人は誰か
第4章 新しいモノゴトへの抵抗
第5章 アメリカ型をマネするな
第6章 自己責任化する社会
第7章 創造と破壊のためのリスク・シェア
著者等紹介
清水洋[シミズヒロシ]
1973年神奈川県生まれ。1997年中央大学商学部卒業。1999年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。2002年ノースウェスタン大学大学院歴史学研究科修士課程修了。2007年ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンス(Ph.D)。2008年一橋大学大学院イノベーション研究センター専任講師、准教授、教授を経て、2019年より早稲田大学商学学術院教授。著書『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション』(有斐閣、2016年、第59回日経・経済図書文化省、第33回高宮賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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