出版社内容情報
幕末期、兄隆盛・大久保利通のもと尊攘派志士として活躍した従道。20代半ばで欧州視察後、台湾出兵で派遣軍トップとして平定する。西南戦争では反乱軍指導者の兄に背を向け、陸軍卿代理として国家建設を優先。隆盛自刃後、謹慎するが天皇に請われ復帰。海相を長期に務め、日清戦争時には陸海相兼務するなど軍事的指導者、さらに元老として政府の中枢を担った。死するまで首相待望論があったが、賊将の弟と固辞し続けた志士の生涯。
内容説明
幕末期、兄隆盛・大久保利通のもと尊攘派志士として活躍した従道。20代半ばで欧州視察後、台湾出兵では派遣軍トップとして制圧。西南戦争では、国家建設を優先し陸軍卿代理として、叛乱軍指導者の兄と敵対。隆盛自刃後、謹慎する。天皇に請われ復職後は海相を長期間務め、日清戦争時には陸海相兼務など軍事的指導者、さらに元老として政府中枢を担った。最晩年まで首相待望論があったが、「賊将の弟」と固辞し続けた志士の生涯。
目次
第1章 幼少期から陸軍官僚への道程
第2章 西南戦争と兄・隆盛の死
第3章 日本海軍建設と日清戦争
第4章 政治家としての軌跡―宰相待望論と兄の「罪」
第5章 晩年と私生活
終章 「道」に従って
著者等紹介
小川原正道[オガワラマサミチ]
1976(昭和51)年長野県生まれ。99年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2003年同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。08年より慶應義塾大学法学部准教授、13年より慶應義塾大学法学部教授。専攻・日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
yamatoshiuruhashi
みこ
kk
楽