出版社内容情報
バブル崩壊以降、「失われた三〇年」とも言われる長期停滞から抜け出せない日本。なぜこれほど長く低迷しているのか。日本経済を一九九〇年代から振り返り、繰り広げられた論争と、実施された政策をマクロ経済学の見地から検証する。一九九〇年代の不良債権処理、二〇〇〇年代の格差論争、二〇一〇年代の低金利政策。私たちはどこで判断を誤り、どのように克服すべきか。将来への持続性につながる経済政策を提言する。
内容説明
「失われた三〇年」とも言われる長期停滞から抜け出せない日本。なぜこれほど長く低迷が続いたのか。日本経済をバブル崩壊から振り返り、繰り広げられた論争と、実施された政策をマクロ経済学の見地から検証する。一九九〇年代の不良債権処理、二〇〇〇年代のデフレ論争、二〇一〇年代の世界金融危機。日本はどこで誤ったのか。そして陥った苦境をどのように突破すべきか。将来への持続性につながる経済政策を提言する。
目次
第1章 バブル崩壊と不良債権処理の遅れ―一九九〇年代の日本経済
第2章 長期化するデフレ―論争と政策
第3章 世界金融危機―マクロ経済政策の世界的変化
第4章 格差拡大と長期停滞―新たな問題にどう対処するか
第5章 「失われた三〇年」とは何だったのか―要因と展望
第6章 日本経済のゆくえ―持続性とフューチャー・デザイン
終章 縦割り主義から「再帰的思考」へ
著者等紹介
小林慶一郎[コバヤシケイイチロウ]
1966年生まれ。91年、東京大学大学院工学系研究科修了後、通商産業省(現経済産業省)入省。98年、経済学Ph.D.(シカゴ大学)。2013年から慶應義塾大学経済学部教授。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、経済産業研究所ファカルティフェロー、東京財団政策研究所研究主幹などを兼任。専門分野はマクロ経済学。著書、『日本経済の罠』(共著、日本経済新聞社、2001、日経・経済図書文化賞、大佛次郎論壇賞奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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