中公新書<br> 冷戦史〈上〉第二次世界大戦終結からキューバ危機まで

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中公新書
冷戦史〈上〉第二次世界大戦終結からキューバ危機まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027818
  • NDC分類 209.75
  • Cコード C1222

出版社内容情報

1945年頃から1990年頃にかけて、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営が対立した「冷戦」。その影響は21世紀の今日にも色濃く残っている。本書は米ソ超大国やヨーロッパの対立のみならず日本を含む東アジアの展開にも力点を置いた通史である。上巻では、1945年に第二次世界大戦が終わり、大国の協調が崩壊して冷戦が始まる経緯から、朝鮮戦争、脱植民地化の進展、さらに62年のキューバ・ミサイル危機までを描く。

内容説明

1945年第二次世界大戦が終わると大国の協調は崩壊し、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営による冷戦が始まった。ヨーロッパではドイツが東西に分断され、東アジアでは中国の国共内戦、朝鮮戦争という「熱戦」が勃発。さらに脱植民地化の潮流に米ソが介入し、冷戦は第三世界にも拡大した。上巻では、1962年のキューバ・ミサイル危機で核戦争寸前に至るまでを描く。世界的な視野から冷戦を俯瞰する通史。

目次

序章 冷戦をどのように見るか
第1章 一八世紀末から二〇世紀前半の世界
第2章 大同盟から「封じ込め」へ
第3章 ヨーロッパの冷戦、アジアの熱戦
第4章 分断の確立と同盟の揺らぎ
第5章 脱植民地化と冷戦
第6章 核危機の時代

著者等紹介

青野利彦[アオノトシヒコ]
1973年、広島県生まれ。96年、一橋大学社会学部卒業。98年、一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。2007年、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校歴史学研究科博士課程修了、Ph.D.(歴史学)。一橋大学大学院法学研究科専任講師、同准教授などを経て19年より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

122
第二次大戦後の国際政治の指導権を巡り否応なく対峙することになった米ソ両超大国だが、従来なかったイデオロギーと核兵器という新たな要素が加わって双方とも相手に滅ぼされる可能性に恐怖した。トルーマンやスターリンも戦争で得た既得権益を奪われるのではとの猜疑心に苛まれた結果、同盟国を巻き込んで世界を分割し、分断の固定化という冷戦へ突き進んでいく経緯を平易に説明していく。朝鮮戦争や印パ戦争など本物の戦いだけでなく、中東や中南米での秘密工作による政権の興亡まで幅広く目配りした記述で、冷戦期の全体像を把握できる。(続く)2024/04/06

skunk_c

71
冷戦の起源からその歴史を新書上下に分けてコンパクトにまとめたもの。上巻は副題通りキューバ危機まで。大戦末期にすでに冷戦の萌芽が出ていたことが記されている。また社会主義(共産主義)イデオロギーの役割を位置づけようとしており、いわゆる現実主義的な論考とはひと味違う(ただしイデオロギーに引きずられているわけではない)。細かい部分にとらわれることなく概説に徹しており、文章が平易でとても読みやすく、非同盟運動などにも目配せがある。世界の現代史を理解する基本図書と言ってもいいか。ただし経済の動きは少し端折りすぎかも。2023/12/29

逆丸カツハ

34
非常に勉強になる。キューバ危機からの核戦争を回避して我々が生きているのは幸運の結果なのだな…。打算、誤算、恐怖で政治が動いている。2024/05/22

TS10

22
冷戦史の概説書。上巻では、冷戦の起源からキューバ危機までを辿る。同盟内政治に重点を置いているのが特徴的だ。欧州とアジアにおいて、分断体制は殆ど同時に形成され、スターリンの死後は双方に緊張緩和の機運が高まったと、俯瞰的な叙述は新鮮である。こうした視点から、ベルリン危機とキューバ危機は、米ソがリンケージによって懸案を解決しようとした複合危機であったと位置づけられる。しかし、米ソに欧州を管理されることを恐れた各国は多国間交渉による事態の打開を模索していく。かくして、ヨーロッパ・デタントへの道が開かれるのである。2024/04/26

紙狸

19
2023年12月刊行。この本については、読まないまま分かったような気がしていた。塩川伸明氏(ロシア・旧ソ連諸国の近現代史の専門家)が自身のホームページで詳細な感想を記していたのを読んだからだ。最近、ベトナム戦争が起きた経緯に関心を持ち、繙いた。冷戦の時代に世界の各地域で起きたことを書いており、第1次インドシナ戦争(ベトミン対フランス)は上巻で、ベトナム戦争は下巻で扱われている。上下巻を通読することで、90年代初頭までの戦後史の概観が得られるし、特定の関心事に関連した部分を探して読むこともできる。2025/04/18

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