出版社内容情報
1945年頃から1990年頃にかけて、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営が対立した「冷戦」。その影響は21世紀の今日にも色濃く残っている。本書は米ソ超大国やヨーロッパの対立のみならず日本を含む東アジアの展開にも力点を置いた通史である。上巻では、1945年に第二次世界大戦が終わり、大国の協調が崩壊して冷戦が始まる経緯から、朝鮮戦争、脱植民地化の進展、さらに62年のキューバ・ミサイル危機までを描く。
内容説明
1945年第二次世界大戦が終わると大国の協調は崩壊し、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営による冷戦が始まった。ヨーロッパではドイツが東西に分断され、東アジアでは中国の国共内戦、朝鮮戦争という「熱戦」が勃発。さらに脱植民地化の潮流に米ソが介入し、冷戦は第三世界にも拡大した。上巻では、1962年のキューバ・ミサイル危機で核戦争寸前に至るまでを描く。世界的な視野から冷戦を俯瞰する通史。
目次
序章 冷戦をどのように見るか
第1章 一八世紀末から二〇世紀前半の世界
第2章 大同盟から「封じ込め」へ
第3章 ヨーロッパの冷戦、アジアの熱戦
第4章 分断の確立と同盟の揺らぎ
第5章 脱植民地化と冷戦
第6章 核危機の時代
著者等紹介
青野利彦[アオノトシヒコ]
1973年、広島県生まれ。96年、一橋大学社会学部卒業。98年、一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。2007年、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校歴史学研究科博士課程修了、Ph.D.(歴史学)。一橋大学大学院法学研究科専任講師、同准教授などを経て19年より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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