中公新書<br> 柴田勝家―織田軍の「総司令官」

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中公新書
柴田勝家―織田軍の「総司令官」

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027580
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

出版社内容情報

織田家きっての重鎮ながら、信長没後の争いで秀吉に出し抜かれた敗者のイメージが強い柴田勝家。良質な史料から名将の実像に迫る。

内容説明

織田家随一の重鎮として信長の信頼が厚く、北陸方面軍司令官に任じられた柴田勝家。だが本能寺の変により運命は暗転する。主君の弔い合戦で後れをとり、織田家後継を決める清須会議で羽柴秀吉の独断専行を許す。最後は賎ヶ岳で秀吉との決戦に敗れて自害した。「勇猛だが不器用で無策」と評されるなど、勝家には後世作られた負のイメージが根強い。信用しうる同時代史料を中心に事績を検証し、「悲運の名将」の実像に迫る。

目次

第1章 尾張時代
第2章 近江時代
第3章 越前時代
第4章 本能寺の変と清須会議
第5章 賎ヶ岳の戦い
終章 勝家王国の崩壊

著者等紹介

和田裕弘[ワダヤスヒロ]
1962年(昭和37年)、奈良県に生まれる。戦国史研究家。織豊期研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

24
織田信長随一の家臣でありながら脳筋のイメージが強い柴田勝家。一向宗やら朝倉残党やらがいる越前を統治するなど為政者としてはそこそこ優秀という意外な一面を見せる一方、期待の高さ故か前田利家をはじめとするクセの強い与力衆を上手にまとめていたとは言い難く、将に将たる器ではなかったのかもしれない。結局そこが秀吉との大きな差となる。本能寺の変直後はある程度丹羽長秀と連携をとっていたのに、結局彼も秀吉の下についてしまったし。プライドを捨てて、清須会議後に秀吉に臣従していれば丹羽家程度には江戸時代を乗り越えられたのかも。2023/07/18

ようはん

23
信長の有力武将として各地を転戦し危険な殿軍を何度も務める等、従来の勇猛な武将のイメージは概ね正しい印象。一方で実務においては荒廃した越前国の復興に力を入れた事が紹介されており、趣味として茶道を嗜んだエピソードがある等、文武両道の武人でもあった。ただ北陸方面司令官としては有力な与力衆同士の対立や一族の勝定の離反等の不穏な状況を抑えられず、この辺りが勝家の限界点と言えなくもない。2023/07/21

MUNEKAZ

22
柴田勝家の評伝。信長から重用されただけあって、軍事はもとより占領地の統治や外交もこなせるオールマイティーな人物。創作物だと武人としての面を強調されがちだが、実際はもっと「できる人」だった。また秀吉との差として、信頼できる子飼いの武将の少なさを指摘。前田利家や佐々成政は信長からつけられた与力であり、賤ケ岳の大一番では日和見に。結局、わずかな旗本と縁戚の佐久間兄弟だけが頼りになってしまう。勝家の権勢も、あくまで信長あってのものあったということか。2023/08/22

ジュンジュン

16
従来のイメージ=信長軍随一の武辺者に変更はない。プラス領国経営も外交交渉もそつなくこなすポリバレントな側面が加わる。ただ、その生涯を追いかけてみると、使われる立場ならベストだが、いざ使う立場になると(本能寺の変後)…名選手、必ずしも名監督にあらず。2023/09/28

サケ太

15
名前だけでは誰でも知っている(と個人的には思っている)戦国武将。この人物の背景、軌跡、業績。秀吉と勝家の「差」。それが、与力の「強者」具合故というのは、個人的に目から鱗で、納得した。やはり、戦のみならず行政官としても盤石に見える織田家の実力者としての姿が見えて良かった。戦に明け暮れた柴田勝家。織田信勝から、信長に。それ故の忠義。織田信長の遺志を忠実に守ろうとして。それだからこその、限界だったか。2023/07/31

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