中公新書<br> 統一教会―性・カネ・恨から実像に迫る

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中公新書
統一教会―性・カネ・恨から実像に迫る

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  • サイズ 新書判/ページ数 328p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027467
  • NDC分類 169.21
  • Cコード C1214

出版社内容情報

異形の宗教団体はいかに生まれ、なぜ社会問題と化したのか。歴史的背景、教義、組織構造、法的観点などから多角的に論じる。

内容説明

一九五四年、文鮮明によって創設された統一教会。戦後韓国で勃興したキリスト教系新宗教の中でも小規模な教団だったが、日本に渡ったのち教勢を拡大、巨額の献金を原資に財閥としても存在感を強めた。「合同結婚式」と呼ばれる特異な婚姻儀礼、日本政治への関与、霊感商法や高額献金、二世信者―。異形の宗教団体はいかに生まれ、なぜ社会問題と化したのか。歴史的背景、教義、組織構造、法的観点などから多角的に論じる。

目次

第1章 メシヤの証し―文鮮明とは何者か(再臨主の死と相続をめぐる争い;韓国の民衆宗教とキリスト教;統一教の形成)
第2章 統一原理と学生たち―勝共による日本宣教(日本宣教と初期信者たち;統一教会と政治運動;統一教会と学生運動;統一教会の説教)
第3章 統一教会による人材と資金調達の戦略―布教・霊感商法・献金(日本統一教会の使命;資金調達の組織構造;勧誘・教化の過程と回心のメカニズム;主婦・高齢者と先祖解怨)
第4章 祝福と贖罪―韓国の日本人女性信者(祝福;韓日祝福と信仰生活;祝福家庭の実態とジェンダー不平等)
第5章 統一教会の現在と未来―法的規制と新宗教(統一教会による違法行為;安倍元首相銃撃事件;統一教会の解散命令請求と宗教規制;被害救済の道筋)

著者等紹介

櫻井義秀[サクライヨシヒデ]
1961(昭和36)年、山形県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。北海道大学大学院文学研究院教授。専攻は宗教社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

63
【なぜ日本人は、日本の富と人材を韓国側に提供するに至ったか?】長く統一教会研究をしてきた著者による、この問題多き宗教団体にまつわる疑問4点を考察した新書。①統一教会が韓国で宗教的財閥となり、日本では霊感商法を行うカルトになる経緯。②「合同結婚式」と呼ばれる特異な婚姻儀礼。③日本人信者が、教祖ファミリーと幹部に支配される精神構造。④今後はどう対処していくべきか。巻末に詳細な参考文献。特筆すべきは、本書が読売グループの中央公論新社から出版されたこと。「嫌韓感情」に与する保守派は、この件で沈黙しているが……。⇒2023/04/24

ゲオルギオ・ハーン

29
統一教会はメディアで取り上げられるがよくわからない宗教団体だったが、本書を読んでその全容が分かった。統一教会はさまざまな側面がある。宗教団体としては異端のキリスト教系であり、文鮮明が救世主としている理由も神を感得した女性との血分け(性交)というよくわからない理屈がある(さらに現総裁である韓鶴子は文鮮明が救世主であることを否定した新説を出すなど支離滅裂である)。布教戦略は韓国やアメリカでは無宗派層に呼びかけるのではなく他のキリスト教系団体から信者をとっていき、日本では地方から出てきた人々をターゲットにした。2023/09/02

coolflat

20
ⅱ頁。財閥と教団という異例の事業を韓国で率いる文鮮明一族だが、こと統一教会において、その収益を稼ぎ出している地は日本である。日本では霊感商法を行う「カルト」として認知され、1987年から2021年までに、1237億円を超える被害が集計されている。他方で、統一教会には多数の自民党国会議員や地方議員に無報酬の私設秘書を送り込む、無償で選挙応援を行う。組織票を回すなどの政治的活動を活発を行い、見返りを受けてきた疑惑も報じられている。統一教会は宗教団体でありながら、経済組織・政治団体の側面も持っている。2023/09/03

すーぱーじゅげむ

18
韓国ではスケベ教祖によるキリスト教フレーバーの異端教という印象だったものが、日本国内で高額献金カルトになった過程の部分が面白かったです。国内で高額の被害に遭った真面目な人は、教団周辺のお家騒動を知っていたらついていかなかったと思います。宗教側も勧誘される一般人や信者の信仰の自由をおかしてはならない、例えば、セミナー(周りと連絡の取れない心神耗弱状態)で信仰を迫ってはならない、という論理にものすごく納得がいきました。2023/08/29

CTC

13
3月の中公新書新刊。著者は北大院教授(宗教社会学)。本書執筆の依頼は2012年だそうで、まぁ間少し学務で本腰入らなかった間があるようだが、10年かけての脱稿という。本年法藏館から刊行予定の『創価学会』を手掛けている最中に安倍首相殺害事件があり、中公に促されての刊行となった。故に本書は安倍事件に囚われすぎることなく教団の歴史や全体像、その特異性をバランスよく知る事ができる。しかし改めて安倍と教団の関係は永く確信犯なのだ。本書には記されない[赤報隊事件]と今夏解散命令発出とも云われる流れを考えると…闇は深い。2023/05/21

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