中公新書<br> バレエの世界史―美を追求する舞踊の600年

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中公新書
バレエの世界史―美を追求する舞踊の600年

  • 海野 敏【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027450
  • NDC分類 769
  • Cコード C1273

出版社内容情報

バレエはルネサンス期イタリアで誕生し、現代まで伝わるダンスの一種だ。当初、王侯貴族が自ら踊り楽しんだが、舞台芸術へと転換。観客も貴族からブルジョワジー、市民へと拡大する。十九世紀の西欧とロシアで成熟し、世界へ広がった。ダ・ヴィンチ制作の舞台装置、ルイ十四世が舞った「太陽」役、チャイコフスキーの三大バレエ、シャネルやピカソが参加したバレエ・リュス、そして日本へ…六百年の歴史を通観する。

内容説明

バレエはルネサンス期イタリアで誕生し、今なお進化を続けるダンスの一種だ。当初、王侯貴族が自ら踊り楽しんだが、舞台芸術へと転換。観客も貴族からブルジョワジー、市民へと拡大する。十九世紀の西欧とロシアで成熟し、世界へ広がった。ダ・ヴィンチ制作の舞台装置、ルイ十四世が舞った「太陽」役、チャイコフスキーの三大バレエ、シャネルやピカソが参加したバレエ・リュス、そして日本へ―六百年の歴史を通観する。

目次

バレエとは何か
都市貴族の余興として芽生えたバッロ―ルネサンス期イタリア
フランス宮廷の祝典から誕生したバレエ―ヴァロワ朝フランス
宮廷の儀式・儀礼から劇場芸術へ―ブルボン朝フランス
オペラと一体化したバレエの流行―ロココ期フランス
オペラからの独立と演劇的改革―啓蒙思想期のヨーロッパ
ロマンティック・バレエの隆盛―産業革命期のヨーロッパ
クラシック・バレエの確立―帝政末期のロシア
総合芸術となったバレエ―バレエ・リュスの活躍
二十世紀バレエの飛躍―振付家・ダンサー・バレエ団
バレエ界の最前線―テクノロジーと社会正義
バレエの美を支えるもの

著者等紹介

海野敏[ウミノビン]
1961年、東京都生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。東京大学教育学部助手、東洋大学社会学部助教授を経て、2004年より東洋大学社会学部教授。専門は情報学・図書館情報学。1992年より舞踊評論家として、批評記事、解説記事を新聞・雑誌等に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

105
15世紀にイタリアで始まったバレエの600年の歴史が詳しく書かれている。フランス宮廷で栄えたバレエが、職業ダンサーの登場とともに市民の鑑賞の対象となり、19世紀にロマンティック・バレエが完成するが、「一部ダンサーの娼婦・愛人化によって衰退」というのが面白い。その後、ロシアでクラシック・バレエとしての大輪の花が開く。歴史的な振付家やダンサーも丁寧に紹介され、とても充実した「バレエの世界史」だが、「ポアント技法をいつ誰が完成させたのかは未だ謎のままだ」という記述に驚く。こんな大切なことが分かっていないとは…。2023/11/19

禿童子

34
2月に観た「オペラ座展」の流れで、バレエの歴史を総合的に取り上げた本書を読む。世界史の中でのバレエという視点は舞台芸術と歴史の絡み合いを知るのに好適。イタリアに生まれて、ヴァロワ朝、ブルボン朝のフランス宮廷で発展してオペラ座でロマンティック・バレエとして華開いた。フランスからロシアへの中心地の移動(クラシック・バレエ)と20世紀のバレエ・リュスによる全世界への拡散などダイナミックな動きに加え、ダンサーの文法であるダンス・デコールについて詳細に解説。各時代のトップダンサーと振付家の略歴は読む価値あり。2023/05/20

まな

4
バレエの歴史が細やかに、近年のコロナやデジタル・SNSの部分まで描かれていて面白い。バレエの専門書のなかではかなり読みやすいと感じた。歴史の流れをつかみつつ重要人物へのフォーカスの当て方が丁寧で読んでいて、とても詳しく知りたくなるような構成だった。バレエが好きな人、バレエの歴史を知りたい人にはとても良い本になりそうな予感。2024/02/18

Naota_t

3
#2024/★3.2/説明調で読みづらいが、バレエの歴史を俯瞰するに最適。「バレエの魅力は、生身のダンサーが今ここで、言葉を用いず、肉体のみで表現していることに根差し…他のダンスにはない不思議な力」があることらしい。『オペラと歌舞伎』(永竹由幸)と併せて読むと良い。バレエの起源は貴族の遊びで「ほぼ全てが異国を舞台とし、物語の中心に主人公男女の恋愛を据え、ほとんどの作品が異界の場面」で、ドガなどの絵画にあるようにバレリーナが娼婦化するなど、バレエが歌舞伎などに比べ軽薄なのは国柄・文化の違いかな、と思った。2023/11/02

すいか

3
バレエの歴史を、その起源であるルネサンス時代から同時代の政治史と合わせて語ることで、政治や社会の在り方と密接に関わって発展してきた芸術であることを示す。特に絶対王政下のフランスで王権の威信を示すパフォーマンスとして、その基礎が確立されたというのには納得。併せてダンス・デ・コールについても詳述されていて、バレエの基礎的知識の入門としても最適。大衆芸術として確立した近代以降、現代まで著名なダンサーや振付家が紹介されているのもうれしい。2023/05/19

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