中公新書<br> 英語達人列伝〈2〉かくも気高き、日本人の英語

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英語達人列伝〈2〉かくも気高き、日本人の英語

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027382
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C1282

出版社内容情報

「英語は学習成功者に学ぶべし」。この鉄則は揺らぐことはない。紹介する嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠、國弘正雄、山内久明ら8人の〈達人〉は、工夫と努力によって日本に居ながらにして、英語力の基礎を築き上げた。彼らはまた日本文化への貢献でも秀でた存在だ。本書は、〈達人〉たちの英語習得法を紹介するが、それは「英語使い」になる明らかな道筋だ。その過程は、英語受容をめぐる格闘の歴史でもある。

内容説明

「英語は学習成功者に学ぶべし」。この鉄則は揺らぐことはない。紹介する嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠、國弘正雄、山内久明ら8人の“達人”は、工夫と努力によって、日本に居ながらにして、英語力の基礎を築き上げた。彼らはまた日本文化への貢献でも傑出した存在である。本書は、“達人”たちの英語習得法を紹介するが、それは「英語使い」になる明らかな道筋だ。その過程は、英語受容をめぐる格闘の歴史でもある。

目次

第1章 嘉納治五郎
第2章 夏目漱石
第3章 南方熊楠
第4章 杉本鉞子
第5章 勝俣銓吉郎
第6章 朱牟田夏雄
第7章 國弘正雄
第8章 山内久明

著者等紹介

斎藤兆史[サイトウヨシフミ]
1958年(昭和33年)、栃木県に生まれる。81年、東京大学文学部英語・英米文学科卒。同大学院人文科学研究科英語英文学専門課程修士課程修了。インディアナ大学英文科修士課程修了。ノッティンガム大学英文科博士課程修了(Ph.D.)。東京大学文学部助手、同大大学院総合文化研究科准教授・教授を経て、同大大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

93
斎藤先生の英語達人の二作目です。8人の英語の達人(嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠、杉本鉞子、勝俣銓吉郎、朱牟田夏雄、國弘正雄、山内久明)の生涯や業績について詳しく述べられてます。山内先生は存じ上げていないのですが、意外という感じを受けたのは嘉納治五郎でした。勝俣、朱牟田、國弘の諸先生方は著作物でお世話になりました。國弘先生の「只管朗読・只管筆写」という言葉はまさにその通りだと思います。今後は行方昭夫先生や鳥飼玖美子さんやご自身の英語の学習法を知りたい感じです。2023/03/31

Nobu A

16
斎藤兆史先生著書7冊目。2年半前読了の前巻はうろ覚え。臥薪嘗胆を地で行く英語修学の鍛錬にはただただ頭が下がるが、筆者の随所にある冷徹な考察に目が行く。「語学学習と辞書」の関係性は目から鱗。「使える英語」や「多読」が持て囃される昨今、辞書を一度も引かずに語学学習は成立しない。現代の英語教育への提言もある「あとがき」が秀逸。通読で感じたのは粗全員に薫陶を受けた素晴らしい指導者の存在。論理的で格調高い英語を操るにはやはり独学では不可能。習熟度を高めたのは本人の努力だが、木鐸なくして歴史に名を残せなかったはず。2024/01/05

タイコウチ

13
前作も読んでいたので、またつい手を伸ばして自分の英語学習(力)に劣等感を感じるはめに(笑)。嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠あたりは偉人伝として楽しめる一方、真似をするなら国広正雄の「只管朗読・只管筆写」が留学など特別な環境にない日本人(自分)には向いていると思う。個人的に興味深かったのは、山内久明の考える対訳詩集の「第三の読者のタイプ」(訳詞から遡って原詞を読みたいと思う/訳詞を契機として、意味と音声が協和して成り立つ原詞を読む)で、まさに自分のことを言われているようで、改めて対訳の意義を考えさせられた。2023/02/28

電羊齋

11
あとがきの「達人たちはなにか特殊な修業を行ったわけではない。当たり前の学習法を、とてつもない時間をかけ、とてつもない情熱と根気を持って実践しただけである。」という一文に共感。達人たちは、あくまでたくさん読み、音読し、書き、訳すという語学の基本に忠実であったことがわかりやすく語られている。達人たちの学習法は、自分も中国語という外国語を学ぶ際に大いに参考にしたい。2024/01/15

新父帰る

10
2023年2月刊。同著者の第二弾です。嘉納治五郎が取り上げられていたのにはびっくりしました。私が知らなかっただけのようですが。夏目漱石のことはその経歴から言って想像していました。全く名前の知らない女性の達人もいました。杉本鉞子です。エツコと読むそうです。国広正雄は学生時代に知っていました。達人に取り上げられている人々はどの方も大変努力家でやはり、その努力も尋常ではないですね。著者は彼らの語学学習が今や古典的と見られている事に大変憤りを感じています。それで先人の語学学習法を模範として示したかったのだと思う。2023/03/17

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