中公新書<br> ウイルスとは何か―生物か無生物か、進化から捉える本当の姿

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中公新書
ウイルスとは何か―生物か無生物か、進化から捉える本当の姿

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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027368
  • NDC分類 465.8
  • Cコード C1245

出版社内容情報

ウイルスという言葉を知らない人はいないだろう。ただ、実はその定義は曖昧である。目に見えない極小の存在で、生物の細胞内でしか増殖できないため、通常は生命体とはみなされない。それでも、独自のゲノムを有し、突然変異を繰り返す中で、より環境に適した複製子を生成するメカニズムは、生物の進化と瓜二つだ。本書では、最先端の進化生物学を応用し、その謎の正体に迫る。「恐ろしい病原体」というイメージを刷新し、生命観が一変する好著。

内容説明

「ウイルス」という言葉を知らない人はいないだろう。ただし、その定義は曖昧である。目に見えない極小の存在で、ほかの生物の細胞内でしか増殖できないために、通常は生命体とはみなされない。だが、独自のゲノムを有し、突然変異を繰り返す中で、より環境に適した複製子を生成するメカニズムは、生物の進化と瓜二つだ。恐ろしい病原体か、あらゆる生命の源か―。進化生物学の最前線から、その正体に迫る。

目次

第1章 ウイルスという存在
第2章 ウイルスの起源を探る
第3章 インフルエンザウイルスの進化
第4章 動物からもたらされる感染症
第5章 動物の行動を操るウイルス
第6章 進化の目で見るコロナウイルス
第7章 ヒトとともに進化するウイルス

著者等紹介

長谷川政美[ハセガワマサミ]
1944年(昭和19年)新潟県生まれ。進化生物学者。理学博士(東京大学)。統計数理研究所教授、復旦大学教授、国立遺伝学研究所客員教授などを歴任。統計数理研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。日本科学読物賞(1993年)、日本遺伝学会木原賞(1999年)、日本統計学会賞(2003年)、日本進化学会賞・木村資生記念学術賞(2005年)など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

75
人間は古くからウイルスと共生してきた。ありとあらゆる動物がウイルスの宿主であり、やはり共に生きてきた歴史もある。ウイルスにとっては共生できる動物、あるいは昆虫たちより、亡くなってしまう可能性のある人間のほうがイレギュラーな存在なのかもしれない。読んでいて思ったのは、これからもパンデミックは起こり、おそらく避けられないのだろうということ。せめて今回のパンデミックでウイルスの研究が進んでほしいと感じた。2023/03/14

nagoyan

14
優。ウイルスは、生物の進化と深い関りがある可能性がある。宿主とともに進化してきた共進化。宿主の進化自体の原因となった可能性も。ウイルスの宿主としてコウモリが選ばれるのは、大きな集団を作って生活、声を出し続ける、夜間生活するので鳥類より天敵に捕食されにくい、鳥類と同様に飛行するので活動範囲が広い等の生活形態がウイルスに有利に働くからというのも面白い。ウイルスは蔓延すると病原性が低いものが残る。ウイルスの進化スピードは速い。そして、われわれは実はウイルスまみれ。2023/01/31

Iwata Kentaro

11
前から読みたかった本。期待に違わず面白かった。ウイルスの進化、ウイルスの起源は我々の専門外なので学ぶところも多かった。ウイルス学と感染症学は被るけど別の学問なのだ。だから信頼できるウイルス学者は絶対にぼくらの仕事に口を出してこない。出してくるのは半ちくな学者だけだ。もちろん、ぼくらもガチのウイルス学領域に口を出したりはしない。 「ウイルスは生物か」の命題への見解も著者とぼくは同じ考え。2023/03/03

(k・o・n)b

10
ウイルスは自らタンパク質を生産できず、増殖には寄生が必須となるため非生物とされる。だが、決して変化の無い存在という訳ではなく、ウイルス自身もDNAやRNAを持ち、その分析から幅広い生物と相互に影響しながら進化してきた様が伺えるようだ。例えば、レトロウイルスがその増殖の過程で我々の祖先のゲノムに書き込んだ情報は、偶然胎盤の形成に利用されているらしい。この手のミクロな生物学(と言っていいのか?)には疎かったのでなかなか難易度が高かったが、その面白さの一端は感じられた気がする。2023/03/05

kamekichi29

8
ウィルスについて。現在の生物としての枠組みには入らないけど、RNAやDNAを使って増殖しているもの全般ってことになるんだろうか。 COVIDやSARSなど元々コウモリ由来のウィルスが多いらしい。コウモリが飛んでいる際に、飛沫を飛ばしまくっているということに驚いた。2024/03/01

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