中公新書<br> 韓国併合―大韓帝国の成立から崩壊まで

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中公新書
韓国併合―大韓帝国の成立から崩壊まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027122
  • NDC分類 221.06
  • Cコード C1221

出版社内容情報



森 万佑子[モリマユコ]
著・文・その他

内容説明

日清戦争の結果、朝鮮王朝は清の「属国」から脱し大韓帝国を建国、皇帝高宗のもと独自の近代化を推進した。だが帝国日本は朝鮮半島での利権を狙い侵食。日露戦争下、日韓議定書に始まり、1904~07年に三次にわたる日韓協約によって外交・財政・内政を徐々に掌握し、10年8月の併合条約により完全に植民地化する。本書は日韓双方の視点から韓国併合の軌跡と実態を描く。今なお続く植民地の合法・不法論争についても記す。

目次

序章 中華秩序のなかの朝鮮王朝
第1章 真の独立国家へ―一八九四~九五年
第2章 朝鮮王朝から大韓帝国へ―一八九五~九七年
第3章 新国家像の模索―皇帝と知識人の協和と不和
第4章 大韓帝国の時代―皇帝統治の現実と限界
第5章 保護国への道程―日露戦争前夜から開戦のなかで
第6章 第二次日韓協約の締結―統監府設置、保護国化
第7章 大韓帝国の抵抗と終焉―一九一〇年八月の併合へ
終章 韓国併合をめぐる論争―歴史学と国際法

著者等紹介

森万佑子[モリマユコ]
1983(昭和58)年愛知県生まれ。2008年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了。12年韓国・ソウル大学校大学院人文大学国史学科博士課程単位取得修了。15年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程満期退学、16年博士(学術)。博士論文は、第4回松下正治記念学術賞受賞。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、18年より東京女子大学現代教養学部国際社会学科専任講師、現在同准教授。専攻、韓国・朝鮮研究、朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

131
帯に「日本はどのように植民地にしたのか」とあるが、このコピーは間違っている。常に日本側から語られる韓国併合を、「なぜ/どうやって併合されたか」という大韓帝国の視点で描いたのが本書。日韓議定書、第一次~第三次日韓協約、韓国併合条約に至る道程に、大韓帝国側にも、日中露との関係に関する様々な思惑が交錯していたことを知る。ただその事情を斟酌しすぎて、日本側の驕慢を棚上げにしてはならないと思う。私は韓国併合に関しては、木宮正史先生の「(日本は)安心させて騙しておいて隙をついて侵略した」という言葉が一番しっくりする。2022/11/14

skunk_c

79
大韓帝国の歴史、つまり日本が韓国を併合する過程の歴史を、韓国を主語にして記述する。高宗の振る舞いは優柔不断とされることが多いが、本書を読んでいると、荒れ狂う嵐の中を必死に操船する船長のような状態にも思える。東アジアが19世紀後半急速に欧米のインパクトを受ける中、最も対応の遅れた(施政者だけでなく、知識人や民衆も)同国と、早く対応して、そのやり方をまねる(ただし時代的には植民地化はちょっと流行遅れになっていたが)日本の関係史を、韓国の様々な動き(断髪や服制なども含む)を織り込みながら解明しようとする。2022/08/31

HANA

76
題名は韓国併合だが、実際はかつて存在した大韓帝国の通史であった。日本側から見た併合に至るまでの道筋はわずかながら知っているのだが、こうした朝鮮半島の歴史としてみると彼我の違いがよくわかる。読み終えてよくわかるのは大国に挟まれた小国の悲哀。大国の都合によって属国から独立させられ、大国の都合によって帝国となって、大国の都合によってまた属国そして併合。大韓帝国も色々手を打とうとしているのだが、それが全て裏目に出ている感じがするなあ。弱肉強食の帝国主義全盛期にあって弱者は意を通せない、そんな悲哀を読み取れました。2022/11/16

TATA

44
韓国がいかにして併合に進んでいったのかについて冷静に語られる。政治形態の違いや文化的背景などあまりにも噛み合わせの悪い両国、正面から議論などできないことはよく理解できた。そもそも韓国で民主化がなされたのは80年代で、日韓間の歴史についての話合いが行われるようになったのは90年代。まだ歴史研究が始まってからの歴史も浅いわけだ。2023/01/24

Isamash

40
森万佑子・東京女子大准教授2022年発行著作。韓国併合までの日韓史がコンパクトにまとまっており素人にも分かりやすくとても良かった。多くの公的文章が残されていると理由で日本側の言い分を一方的に述べずに韓国側から見た見解も記述していてフェアに思えた。ただ、長い間知らなかったのだが日本人として、王妃の閔妃暗殺は先へ続く長い長い隣国同士の歴史としてあまりに汚点で悲しみと憤りを覚える。本書で、もう少しきちんとした記述が欲しかったところでもある。今考えると保護国でなく無理クリに韓国を併合し強い恨みを買ったことに疑問大2024/04/21

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