出版社内容情報
長期化するコロナ危機。変異するウイルス、繰り返される蔓延防止措置、無くならない医療逼迫…。COVID-19はなぜこんなにも手強いのか。一方、人類の側も黙ってはいない。比類無きスピードで開発されたmRNAワクチン、重症から軽症までカバーする治療薬。「終幕」へ向けて、シナリオは着々と進められている。本書は膨大な資料から、「ウイルスとの闘い」の最前線を追う。ベストセラー『新型コロナの科学』の著者による、待望の続編。
内容説明
変異するウイルス、繰り返された緊急事態宣言、解消されない医療逼迫―。長期化するコロナ禍で、我々は感染症との闘いの難しさを思い知った。一方、人類も無力ではない。比類なきスピードで開発されたmRNAワクチン、変異株のゲノム解析、そして全症状に対応する治療薬。「終幕」へのシナリオは着々と描かれている。本書では、最新の研究成果を一望し、コロナ危機からの「出口戦略」を探る。
目次
第1章 パンデミックは続く、変異も続く
第2章 ワクチンの基礎知識
第3章 ワクチン開発物語
第4章 ワクチンをめぐる「困った問題」
第5章 日本のワクチンはなぜ遅れたのか
第6章 治療薬への期待
第7章 医療逼迫はなぜ起こったか
終章 コロナ禍の終わりに向けて
著者等紹介
黒木登志夫[クロキトシオ]
1936年、東京生まれ。東北大学医学部卒業。1961‐2001年、3ヵ国5つの研究拠点でがんの基礎研究を行う(東北大学加齢医学研究所、東京大学医科学研究所、ウィスコンシン大学、WHO国際がん研究機関、昭和大学)。専門英文論文300編以上。2000‐2020年、日本癌学会会長、岐阜大学学長、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)ディレクター、日本学術振興会学術システム研究センター顧問を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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