出版社内容情報
始皇帝、項羽と劉邦、武帝ら英雄が活躍した中国の秦漢時代。今から二千年前の人々は毎日朝から晩まで、どんな日常生活を送っていたのだろう? 気鋭の中国史家が史料を読み込み、考古学も参照しながら、服装、食事から宴会、セックス、子育ての様子までその実像を丸裸に。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂し、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ……驚きに満ちながら、現代の我々とも通じる古代人の姿を知れば、歴史がますます愉しくなる。
内容説明
始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献史料と出土資料をフル活用し、服装・食卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ…。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通じる古代人の姿を知れば、歴史がもっと愉しくなる。
目次
プロローグ―冒険の書を開く
古代中国を歩くまえに
夜明けの風景―午前四~五時頃
口をすすぎ、髪をととのえる―午前六時頃
身支度をととのえる―午前七時頃
朝食をとる―午前八時頃
ムラや都市を歩く―午前九時頃
役所にゆく―午前十時頃
市場で買い物を楽しむ―午前十一時頃から正午すぎまで
農作業の風景―午後一時頃
恋愛、結婚、そして子育て―午後二時頃から四時頃まで
宴会で酔っ払う―午後四時頃
歓楽街の悲喜こもごも―午後五時頃
身近な人びとのつながりとイザコザ―午後六時頃
寝る準備―午後七時頃〕
著者等紹介
柿沼陽平[カキヌマヨウヘイ]
1980年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。University of Birminghamに留学。早稲田大学大学院文学研究科に進学し、2009年に博士(文学)学位取得。中国社会科学院歴史研究所訪問学者、早稲田大学助教、帝京大学専任講師、同准教授などを経て、早稲田大学文学学術院教授・長江流域文化研究所所長。専門は中国古代史・経済史・貨幣史。2006年に小野梓記念学術賞、16年に櫻井徳太郎賞大賞、17年に冲永荘一学術文化奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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