中公新書<br> 植物のいのち―からだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ

個数:
電子版価格
¥946
  • 電子版あり

中公新書
植物のいのち―からだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月23日 06時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026446
  • NDC分類 471
  • Cコード C1245

出版社内容情報

森の中で巨樹を伐る。轟音を立てて倒れ、まるで死んだように見える。だがしばらくすると切り株から小さな芽が生まれている。死んだと思った木は生きていたのだろうか? 植物の「いのち」は、わたしたち動物のそれとはずいぶん違って見える。動かず、しゃべらず、食べない。一方で、栄養を自分で作る、体の一部が失われても復活するなど、動物には真似できない能力も持つ。ユニークな「いのち」の形としくみをやさしく解説。

内容説明

森の中で巨樹を伐る。轟音を立てて倒れ、生命が絶たれたように見える。だがしばらくすると切り株から小さな芽が生まれてくる。死んだと思った木は生きていたのだろうか?植物の「いのち」は、わたしたち動物とはずいぶん違って見える。動かず、しゃべらず、食べない。一方で、栄養を自分で作る、体の一部が失われても復活するなど、動物には真似できない能力も持つ。ユニークな「いのち」の形と仕組みをやさしく解説。

目次

第1章 植物の長寿
第2章 植物のいのちを支える性質とは?
第3章 いのちを守るために駆使される性質としくみ
第4章 いのちをつなぎ、いのちを広げる工夫としくみ
第5章 植物のからだと寿命を支える力
第6章 いのちのつながりと広がりへの疑問

著者等紹介

田中修[タナカオサム]
1947年(昭和22年)京都に生まれる。京都大学農学部卒業、同大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理学部教授等を経て、同大学特別客員教授。農学博士。専攻は植物生理学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

108
私たち人類の遠い同族の植物。身近に居ながらその生態はホモサピエンスとは当然違う。気になったトピックを3箇所。①樹木の葉は冬の寒さの訪れが近づくと「自分はまもなく役に立たなくなる」とし、枯れ落ちる支度をする。②数十年の樹齢を重ねたイチョウの木は分厚い樹皮で覆われているが春に幹の低い所から若い芽が出る「分化全能性」がある。③日本では樹齢3000年以上と言われる縄文杉があるが、アメリカにはカロリナポプラと言う樹齢約8万年の「樹木の森」がある。但し、樹木は200年程度で地下に根で4万本と繋がり重さは6000トン。2022/05/02

クリママ

51
植物が好きと言いながらも、何も知らなかったことが分かった。縄文杉のように数千年も生き続けている樹木。花を咲かすということは、植物にとってどういうことなのか。根から水を、葉から光を吸収するしくみ、命をつなぐしくみ、等々、わかりやすく書かれている。この本が最新刊のようだが、植物についての多くの著作があり、もっと読みたいと思う。2022/06/21

みこ

28
植物の生態・成長・繁殖などを分かりやすく解説。冷静に考えれば「ダーウィンが来た」とか高校生物レベルの内容でそこまで奥深くはないのだろうけど、如何せんこっちにはその高校レベルの生物知識がないわけで・・・教科書と違って楽しめるという点においてはまさに良書。先述の通り植物の生態に興味を持って手に取り、最終章直前までその内容を楽しんでいたが、最終章で改めてタイトルに「いのち」とある理由に気付く。生きとし生きるものは皆どこかでつながっている。夏休み読書感想文課題図書に推薦の一冊。2021/07/13

あるにこ

13
知っているようで知らない身近な植物。そんな植物の生き方について書かれている。得意な季節で勝負し、種となって休眠するもの(2000年前の種を植えたら生えてきて事例もある)や、冬の寒さにも耐えられるよう糖分を増やし凍らないように対策した常緑樹など生き方は多岐にわたる。また、寿命について長いものは8万年!ただ、8万年は根の年齢で、実際に見える樹木は200歳ほどとのこと(それでも十分スゴい)。動物とは全く異なる生き方をしているのだなとしみじみ。植物に興味を持てる内容でした。2021/06/10

paluko

10
2021年発行ということで、植物がいかに「密」を避ける工夫をしているかとか、コロナ対策になぞらえた例えが随所に登場。身近な園芸植物や野菜のことでも実は基本的なことで知らなかったことが沢山。ジャガイモで食用にするのは植物体の「茎」の部分なのに対しサツマイモは「根」の部分だとか、キンモクセイやジンチョウゲなど日本には「雄株」しか入っていないために種を取ることができない植物があるとか、ナシの品種「二十世紀」は1888年に「現在の千葉県松戸市の民家のゴミため場の中で、芽生えて」(213頁)いたものが起源だとか…。2023/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17897363
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品