中公新書<br> イギリス1960年代―ビートルズからサッチャーへ

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中公新書
イギリス1960年代―ビートルズからサッチャーへ

  • 小関 隆【著】
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  • 中央公論新社(2021/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026439
  • NDC分類 233.07
  • Cコード C1222

出版社内容情報

第2次世界大戦後のベビーブーマーを背景に、若者文化が花開いた1960年代。中心にはビートルズが存在し、彼らの音楽・言動は世界に大きな衝撃を与えた。他方、サッチャー流の新自由主義も実はこの時代に胚胎した。今なお影響を与える続ける若者文化と新自由主義の象徴は、なぜイギリスで生まれたのか――。本書は、ファッション、アートなどの百花繚乱、激動の社会とその反動を紹介し、1960s Britainの全貌を描く。

内容説明

第2次世界大戦後のベビーブームを背景に、若者文化が花開いた1960年代。中心にはビートルズが存在し、彼らの音楽・言動は世界に大きな衝撃を与えた。他方、サッチャー流の新自由主義も実はこの時代に胚胎した。今なお影響を与え続ける若者文化と新自由主義の象徴は、なぜイギリスで生まれたか―。本書は、ファッション、アートなどの百花繚乱、激動の社会とその反動を紹介し、1960s Britainの全貌を描く。

目次

序章 1960年代はサッチャーを呼び出したのか?
第1章 文化革命
第2章 ビートルズの革命
第3章 「豊かな社会」とニューレフト
第4章 「許容する社会」
第5章 モラリズムの逆襲
第6章 サッチャリズムとモラリズム
終章 1960年代とサッチャリズム

著者等紹介

小関隆[コセキタカシ]
1960(昭和35)年東京都生まれ。84年一橋大学社会学部卒業、88年バーミンガム大学歴史学修士、91年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京農工大学、津田塾大学助教授を経て、2003年京都大学人文科学研究所助教授・准教授。博士(社会学)。15年より京都大学人文科学研究所教授。専攻、イギリス・アイルランド近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

72
1960年代(特に前半)の文化革命と、様々なキリスト教的モラルから特に性(避妊・離婚・中絶・ゲイなどなど)やドラッグなどへの許容を特徴として捉え、そこで生み出された行動の自由、あるいは自由そのものと、その反動のモラル回帰を巧みに組み合わせてサッチャーが「経済的自由主義とモラル回帰的保守主義」という組み合わせを押し出していくという見立て。面白かったのがホワイトハウスという女性で、すごいエネルギーでモラルの復権を唱え続ける。そのあきれるほどの執拗さでひとつの地位を築いたというのに驚嘆した。2021/07/20

yyrn

30
戦後、豊かになった庶民(労働者階級)が熱狂したビートルズは伝統や規律への抵抗の象徴で、それを許した60年代の「寛容の社会」は様々な自由(ポルノ、ドラッグ、移民) をもたらしたが、度が過ぎてキリスト教的規範の強力な巻き返しがあったり、経済が低迷したり、80年代の英国に誕生したサッチャー政権までの連続性を論じながら、英国現代史を丁寧に教えてくれる本だった。▼子どものころのイギリスの印象は、大英博物館に象徴される七つの海を支配した帝国としての栄華であり、シャーロック・ホームズの話もすんなりと受け入れられたし、⇒2021/09/28

kei-zu

30
60年代の「スウィンギング・ロンドン」の発祥は、戦後の経済成長により消費の対象者として労働者階級が取り込まれた結果だという。「豊かな」労働者階級の誕生は、保守党と労働党の政治的緊張関係にも影響を与えたとのこと。 経済的な自由が拡大される一方で、旧来のモラルの保持等が要請されるなど精神的な自由には抑制の動きがあった。 その体現者が保守党政権のサッチャー首相であるとのことだが、初の女性首相が誕生した背景も60年代の文化的背景があるという。 イギリス政治史はあまり知識がなかったので勉強になりました。2021/08/15

さきん

28
小さな島国に戻ったイギリスは不景気に仰ぎ、労働者階級の地位が上昇し、今までの上品な雰囲気からロックやビートルズに代表されるやんちゃなイメージが浸透していくことになった。ビートルズのインド音楽の取り込みなど、実験的試みが音楽界へ与えた影響は大きい。サッチャーしかり、ビートルズしかり、何からも自由であることにこだわり始めた時代とも感じた。日本は権威、権力、経済力がそれぞれ分かれる時代を経験しているが、イギリスの貴族階級は全てを握っていて、この時代に喪失が顕在化したために、ショックが大きかったと思われる。2021/08/05

venturingbeyond

24
60年代イギリスの社会史を中心に、経済的な豊かさを背景としたリベラリズム的価値の浸透とそれへの反動としての宗教保守のモラリズム、その双方がサッチャリズムへの道を舗装したとする見取図は、確かにすとんと腑に落ちる。ビートルズと並ぶもう一人のこの著作の主役サッチャーが、60年代の嫡子であることは読めば納得だが、この両者をつなぐホワイトハウスの存在が、この本の肝のような...。消費社会とユニオニズムの食合せの悪さも、説得力大。現代における「連帯」の難しさを、再認識させられる一冊でもありました。2021/06/10

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