中公新書<br> 米の日本史―稲作伝来、軍事物資から和食文化まで

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中公新書
米の日本史―稲作伝来、軍事物資から和食文化まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 290p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025791
  • NDC分類 616.2
  • Cコード C1221

出版社内容情報

日本人にとって特別な食・コメ。そもそも稲はどこから日本列島にやってきたのか、最初の水田は誰がつくったのか、東北地方で栽培が遅れたのはなぜか等、稲作栽培の起源からはじめ、インディカ米も盛んに作られ、地下水路を作るほど水利に力を入れていた中世のコメ作りの実態を明かす。さらに和菓子や酒づくりなど米食文化が花開いた近代、軍事物資となった近代を経て現代まで、歴史・農学・文化という重層的視点で解き明かす

内容説明

日本人にとって特別な食・コメ。稲はどこから日本列島にきたのか、最初の水田を作ったのは誰か、なぜ東北地方で栽培が遅れたのかなど、稲作の起源を解説。インディカ米が盛んに作られていた中世、地下水路を建設するほど水利に力を入れ、和菓子や酒づくりなど米食文化が花開いた近世の実態を紹介。さらに富国強兵を支えた近代を経て現代まで、農学や文化の視点を交えながら「米食悲願民族」の歴史を解き明かす。

目次

第1章 稲作がやってきた―気配と情念の時代
第2章 水田、国家経営される―自然改造はじまりの時代
第3章 米づくり民間経営される―停滞と技術開発が併存した時代
第4章 米、貨幣になる―米食文化開花の時代
第5章 米、みたび軍事物資になる―富国強兵を支えた時代
第6章 米と稲作、行き場をなくす―米が純粋に食料になった時代
第7章 未来へ「米と魚」への回帰を

著者等紹介

佐藤洋一郎[サトウヨウイチロウ]
1952年、和歌山県生まれ。1979年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了。高知大学農学部助手、国立遺伝学研究所研究員、静岡大学農学部助教授、総合地球環境学研究所教授・副所長、大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事等を経て、京都府立大学特別専任教授。農学博士。第9回松下幸之助花と緑の博覧会記念奨励賞(2001)、第7回NHK静岡放送局「あけぼの賞」(2001)、第17回濱田青陵賞(2004)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

36
米というと他の農作物よりも気持ちが入ってしまって本来の姿が見えてこないところがあって、そこを明らかにしようという試みを感じた。品種や遺伝性の話が深く掘り下げられていて著者の専門色が強い。2020/03/19

Tomoichi

26
私の父方にも母方にも、そして嫁さんの方も米農家はなく、住んでいた地域は耕地面積0。そう米だけでなく農業に一切関係しない世界で生きてきた。だから本書で語られる米作りや品種の変遷など全く知らない世界。改めて米と日本・日本人の関係を知る事ができ、また理系のアプローチがいいですね。2023/04/08

みこ

26
社会の形成、国家による土地の支配、戦いの必須アイテム、そして庶民の食卓に至るまで米と日本及び日本人との関りを丁寧にたどる。農学や遺伝子学の話も交えているので実に多岐に渡って語られている。古代中世近世とか弥生平安鎌倉室町とかいった括りで分けていないのでその辺が斬新ではあるがやや読みずらさを感じた。2020/06/07

パトラッシュ

24
日本人と米との関係を論じた本は多いが、主に米作の歴史や政治との関わりが中心だった。農学者の書いた本書は理系の視点から、従来の本では出てこない一味違った視点を提示する。稲作伝来や品種の誕生、米料理の定着を気象や土地の違いから分析し、水分配や害虫駆除、農具や品種の改良など文系研究者が見落としてきた事項にも目配りを怠らない。これらが積み重なって「米を腹いっぱい食べたい」という日本人の心性が形成されてきたとの主張に納得してしまう。歴史上初めて米をありがたがらなくなった現代人だが、その心身は米で作られているのだと。2020/07/14

ようはん

22
日本といえばジャポニカ米であるが、大唐米と云われるインディカ米系の米が平安時代に流入していた事等、米に関して今まで知らなかった事実が多い。鮨のルーツも水田の登場により淡水魚が増えて食料になった背景があるのを知るとしっくりくる。2021/05/03

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