出版社内容情報
世界各国と軋轢を起こす中国。その特異な言動は、米国に代わる新しい国際秩序への野心、国益追求、さらには中華思想だけでは理解できない。本書は、毛沢東・鄧小平から習近平までの指導者の意志、民族の家族観、秩序意識、イデオロギーの変遷、キメラ経済、政治システムなどから、現代中国の統治の中心にある中国共産党の行動原理について明らかにする。彼らはどのような意図、ルールのもと、国家を動かしているのかを描く。
内容説明
世界各国と軋轢を起こす中国。その特異な言動は、米国に代わる新しい国際秩序への野心、国益追求、さらには中華思想だけでは理解できない。本書は、毛沢東・〓小平から習近平までの指導者の意志、民族の家族観、秩序意識、イデオロギーの変遷、キメラ経済、政治システムなどから、現代中国の統治の中心にある中国共産党の行動原理について明らかにする。彼らはどのような意図、ルールのもと、国家を動かしているのかを描く。
目次
序章 国内力学が決める対外行動―中国共産党の統治
第1章 現代中国の世界観―強調され続ける脅威
第2章 中国人を規定する伝統的家族観
第3章 対外関係の波動―建国から毛沢東の死まで
第4章 政経分離というキメラ―〓小平から習近平へ
第5章 先走る地方政府―広西チワン族自治区の21世紀
第6章 海洋問題はなぜ噴出したか―国家海洋局の盛衰
終章 習近平とその後の中国
著者等紹介
益尾知佐子[マスオチサコ]
1974(昭和49)年佐賀県生まれ。東京大学教養学部教養学科第三(国際関係論)卒業。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、日本国際問題研究所研究員、エズラ・F・ヴォーゲル研究助手などを経て、2008年より九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専攻・国際関係論、中国の対外政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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