出版社内容情報
明治維新から150年余り。日本近現代史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。日本国内の閉じた歴史にとどまるのではなく、世界史と融合した新しい歴史を模索する流れが強まっている。明治維新に始まり、日清・日露戦争、第2次世界大戦、東京裁判と歴史認識問題、そしてポスト平成に向けた歴史観の問題まで。特定の歴史観やイデオロギーに偏らず実証を旨とする、第一線の研究者による入門14講。
内容説明
明治維新から一五〇年余り。日本近現代史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。日本国内の閉じた歴史にとどまるのではなく、世界史と融合した新しい歴史を模索する流れが強まっている。明治維新に始まり、日清・日露戦争、第二次世界大戦、東京裁判と歴史認識問題、戦後日中関係、そして未来に向けた歴史観の問題まで。特定の歴史観やイデオロギーに偏らず実証を旨とする、第一線の研究者による入門一四講。
目次
令和から見た日本近現代史―ヘロドトスの「悪意」から劉知幾の「公平」へ
立憲革命としての明治維新
日清戦争と東アジアへ
日露戦争と近代国際社会
第一次世界大戦と日中対立の原点近代日中関係の変容期―一九一〇年代から一九三〇年代
政党内閣と満洲事変
戦間期の軍縮会議と危機の外交―第二次世界大戦への道1
「南進」と対米開戦―第二次世界大戦への道2
米国の日本占領政策とその転換
東京裁判における法と政治
日本植民地支配と歴史認識問題
戦後日中関係
ポスト平成に向けた歴史観の問題―戦後から明治へ、さらにその先へ
著者等紹介
山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年札幌市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。東京大学学術博士。現在、武蔵野大学国際総合研究所特任教授、ムハンマド五世大学客員教授。東京大学名誉教授。紫綬褒章受章。主著に『スルタンガリエフの夢』(サントリー学芸賞)、『瀕死のリヴァイアサン』(毎日出版文化賞)、『ラディカル・ヒストリー』(吉野作造賞)、『岩波イスラーム辞典』(共編、毎日出版文化賞)など
細谷雄一[ホソヤユウイチ]
1971年千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。現在、慶應義塾大学法学部教授。著書に『戦後国際秩序とイギリス外交』(サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争』(読売・吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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