出版社内容情報
ペリー来航から明治維新まで、この15年を彩るさまざまな物語は、志士をはじめとする武家を主人公として描かれることが多い。一方、公家たちは歴史のうねりに翻弄される優柔不断な脇役として描かれてきた。しかし、公武合体から王政復古まで、彼らが果たした役割は大きい。天皇復権のため、志士たちを煽り、大名を相手に種々の交渉を重ねたのは有名無名の公家たちである。日本史の画期で奔走した彼らの奮闘に迫る。
刑部芳則[オサカベヨシノリ]
著・文・その他
内容説明
ペリー来航から明治維新までの15年を彩る物語は、志士をはじめとする武家を主人公に描かれる。一方、公家たちは屈従を強いられ、歴史のうねりに翻弄された脇役として描かれてきた。だが、実際には公武合体から王政復古まで、彼らが果たした役割は大きい。天皇復権のため、有名無名の公家たちが志士たちを煽り、諸藩を相手に権謀術数を重ねたのである。激動の幕末維新期に裏から大政を操った彼らの姿を描く。
目次
序章 朝廷のしくみ
第1章 政治に関与する公家たち 一八五三~五八年
第2章 公武合体の季節 一八五九~六一年
第3章 京都の政局 一八六一~六二年
第4章 攘夷をめぐる激闘 一八六三~六四年
第5章 朝廷の内と外 一八六五~六六年
第6章 王政復古への道程 一八六七年
第7章 維新の功労―公家華族の誕生 一八六八~九一年
終章 公家にとっての維新
著者等紹介
刑部芳則[オサカベヨシノリ]
1977年(昭和52)東京都生まれ。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。中央大学文学部日本史学専攻兼任講師を経て、日本大学商学部准教授。専攻は日本近代史。著書『明治国家の服制と華族』(吉川弘文館、2012、日本風俗史学会江馬賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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