出版社内容情報
リサイクルというと、古紙やペットボトルなどの分別収集のイメージが強いだろう。だが、回収された資源は国内で再利用されるだけではない。中古車や鉄スクラップなどは今や日本の主力の輸出品目となっている。一方、国際リサイクルが急速に拡大するなか、各国の再生資源の獲得競争や、相手国に環境汚染を生じさせる有害廃棄物の輸出など、さまざまな問題も起こっている。知られざる現状と問題点を明らかにする。
小島 道一[コジマミチカズ]
著・文・その他
内容説明
古紙やペットボトルなどの分別収集のイメージが強いリサイクル。だが、回収された使用済み製品は国内で再使用・再生利用されるだけではない。中古車や鉄スクラップなどは今や日本の主力輸出品である。一方、国際的なリサイクルは急速に拡大し、各国による再生資源の獲得競争や、環境汚染を生む有害廃棄物の輸出など、多くの問題も起こっている。二十世紀末から急拡大している知られざる現状と、問題点を明らかにする。
目次
第1章 国境を越えてリユースされる中古品
第2章 国境を越えてリサイクルされる再生資源
第3章 中古品や再生資源の越境移動にともなう問題
第4章 国際リサイクルに関する国際ルール
第5章 適切な国際リサイクルに向けて―日本の取り組みを中心に
終章 国際リサイクルの将来展望
著者等紹介
小島道一[コジマミチカズ]
1965年(昭和40年)生まれ。1990年慶應義塾大学経済学部卒業。同年アジア経済研究所(現在の日本貿易振興機構アジア経済研究所)に入所。1996~98年海外派遣員としてカリフォルニア大学バークレー校農業資源経済学科に在籍(修士号取得)。2018年3月より東アジア・アセアン経済研究センター(ジャカルタ)に出向、同センター・シニア・エコノミスト。経済産業省産業構造審議会廃棄物・リサイクル小委員会委員、環境省中央環境審議会特定有害廃棄物の輸出入等の規制の在り方に関する専門委員会委員、バーゼル条約の「有害廃棄物等の環境上適正な管理に関する専門家作業グループ」委員、一橋大学大学院経済学研究科非常勤講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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