出版社内容情報
18歳未満の子どもや若者が家族の介護を行わねばならない状況を論じた一冊。高齢社会を迎える中、子どもや若者と介護の関係は、目を向けるべきテーマだ。本書は、調査の結果や当事者の声、そして海外のケースなどを踏まえ、今後の取り組みを考える。
澁谷 智子[シブヤトモコ]
著・文・その他
内容説明
ヤングケアラーとは、家族の介護を行う一八歳未満の子どもを指す。超高齢社会を迎え、介護を担う若い層も増えているが、その影響は彼らの学業や日常生活にも及んでいる。本書はヤングケアラーの現状について、調査データ、当事者の声、海外の事例、現在の取り組みを紹介。周囲に相談できず孤立したり、進路の選択を左右されたりする状況といかに向き合うべきかを考える。人口減少時代の家族のあり方とケアの今後を問う一冊。
目次
第1章 子どもが家族の世話をするということ
第2章 日本のヤングケアラーに関する調査
第3章 調査後の支援体制作り
第4章 ヤングケアラーの体験
第5章 ヤングケアラーへの具体的な支援
終章 ヤングケアラーが話をしやすい環境を作っていくために
著者等紹介
澁谷智子[シブヤトモコ]
1974年生まれ。東京大学教養学部卒業後、ロンドン大学ゴールドスミス校大学院社会学部Communication,Culture and Society学科修士課程、東京大学大学院総合文化研究科修士課程・博士課程で学ぶ。学術博士。日本学術振興会特別研究員、埼玉県立大学・立教大学非常勤講師などを経て、成蹊大学文学部現代社会学科准教授。専門は社会学・比較文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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