出版社内容情報
日本経済を支える数多くの中小企業。だが、近年は人口減少や、中国・アジアとの競争などがあり、かなり厳しい状態に追い込まれている。起業は減り、既存の企業も承継に苦しんでいる。なぜ、そのような事態に陥ってしまったのか? 今後の展望はあるのか? 経営学者が現場を徹底的に見て回り、課題と展望を論じる。
内容説明
高度経済成長を支え、高い技術力を賞賛された日本の中小企業。だが、近年は急激な人口減少や中国・アジアとの競争などで、苦しい状況にある。既存の企業は後継者不足に悩み、起業の件数も激減している。一九八六年に約八七万あった製造業事業所は、この三〇年のうちにほぼ半減した。こうした状況に突破口はあるのか―。現場主義を貫く経営学者が、豊富な事例を通して、課題と今後の展望を論じる。
目次
まえがき 事業所数の減少が続く中小企業
第1章 減少する日本の事業所と中小企業
第2章 既存事業部門で起業
第3章 新たな事業分野に踏み込む創業企業
第4章 事業承継が中小企業の最大の課題
第5章 人口減少・高齢化、そしてグローバル化を前にして―現在の事業承継と取り組むべき課題
終章 新たな構図へのチャレンジ
あとがき 中小企業は経済社会のエンジン
著者等紹介
関満博[セキミツヒロ]
1948年、富山県生まれ。1976年、成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。東京都商工指導所、専修大学助教授。一橋大学教授などを経て、明星大学経済学部教授。一橋大学名誉教授、経済学博士。著書多数。受賞:第9回(1984年)中小企業研究奨励賞特賞(『地域経済と地場産業』)。第34回(1994年)エコノミスト賞(『フルセット型産業構造を超えて』)。第19回(1997年)サントリー学芸賞(『空洞化を超えて』)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
James Hayashi
かごむし
Francis
復活!! あくびちゃん!