出版社内容情報
ユーロ危機、難民流入、続発するテロ事件、イギリスの離脱決定と、試練が続くEU。危機の本質を解き明かし、欧州と世界の将来を展望。
内容説明
EUは崩壊するのか、それとも…?一九九三年に誕生し、単一通貨ユーロの導入などヨーロッパ統合への壮大な試行錯誤を続けてきたEU(欧州連合)。だが、たび重なるユーロ危機、大量の難民流入、続発するテロ事件、イギリスの離脱決定と、厳しい試練が続いている。なぜこのような危機に陥ったのか、EUは本当に崩壊するのか、その引き金は何か、日本や世界への影響は…。欧州が直面する複合的な危機の本質を解き明かし、世界の今後を占う。
目次
第1部 危機を生きるEU(ユーロ―未完の危機;欧州難民危機;欧州安全保障危機―ウクライナからパリ・ブリュッセル・ニースへ;イギリスのEU離脱)
第2部 複合危機の本質(統合史のなかの危機―今回の危機は何が異なるのか;問題としてのEU;なぜEUはしぶとく生き残るのか)
第3部 欧州と世界のゆくえ(イギリス離脱後の欧州と世界;危機の先にあるもの)
著者等紹介
遠藤乾[エンドウケン]
1966年、東京都に生まれる。北海道大学法学部卒業。カトリック・ルーヴァン大学修士号(ヨーロッパ研究)、オックスフォード大学博士号(政治学)。欧州委員会「未来工房」専門調査員、欧州大学院大学政治社会学部フェルナン・ブローデル上級研究員、パリ政治学院客員教授、台湾政治大学客員教授などを経て、北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院教授。専攻、国際政治、ヨーロッパ政治。著書に『統合の終焉―EUの実像と論理』岩波書店、2013年(第15回読売・吉野作造賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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