出版社内容情報
全三巻でたどる地球四六億年の旅。完結篇となる下巻では恐竜の登場から人類誕生、そして現代まで。激変する地球環境の今後を展望する。
内容説明
大地の動きを知ることで人は知恵を生んできた―超大陸の分裂と超巨大噴火によって九五%もの生物が絶滅した地球。生き残った生物が進化を遂げて中生代は恐竜の時代となるが、これまで地球が経験しなかったほどの隕石衝突によって再びほとんどの生物が絶滅する。六六〇〇万年前から始まる新生代は哺乳類の時代であり、やがて人類が誕生する。激変する地球環境のなかで、折り返し地点にいる「文明の惑星」はどうなるのか。全三巻でたどる地球四六億年の旅、完結篇。
目次
第9章 中生代の生物進化と大量絶滅(白亜紀の巨大海台と温暖化;恐竜出現と鳥類の進化;被子植物の出現と恐竜絶滅)
第10章 大陸移動と造山運動―新生代の陸と海(大西洋の拡大と中央海嶺の誕生;大陸の衝突とアルプス山脈・ヒマラヤ山脈の形成;モンスーン気候の誕生と南極還流)
第11章 日本列島の誕生と進化(日本列島の基盤の構築;日本列島の付加体形成;日本海の拡大と沈み込み帯の火山活動)
第12章 人類の誕生と歴史時代の環境変動(第四紀の氷期と海流の大循環;人類の誕生と気候安定化による農耕開始;巨大噴火と地球の未来予測)
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年(昭和30年)、東京都に生まれる。1979年東京大学理学部地学科卒業。通産省地質調査所、米国内務省カスケード火山観測所を経て、1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長、気象庁活火山改訂委員、内閣府災害教訓継承分科会委員などを務める。1996年日本地質学会論文賞受賞。2004年日本地質学会優秀講演賞受賞。専攻は火山学、地球科学。理学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
アナクマ
かごむし
アナクマ
びっぐすとん