出版社内容情報
全三巻でたどる地球四六億年の旅。中巻では四〇億年前の生命誕生から恐竜誕生前夜までを扱い、地球と生物が共進化していくさまを描く。
内容説明
生命誕生という地球史最大の謎―厚い大気の層と穏やかな海を持つ地球。中巻では生命の誕生という地球史最大の謎に迫る。海で生まれた小さな生命は、光合成、呼吸、多細胞化、有性生殖といったさまざまな仕組みを獲得し、ついには重力や乾燥した大気をも克服して陸上に進出する。一方、磁場の形成や地球全体が凍結した氷河時代、オゾン層の形成など、地球環境も変化を重ねてきた。「生命の惑星」地球と生物が共進化するダイナミズムを追う。
目次
第5章 地球と生命の相互作用と共進化(生命の誕生と原核生物;光合成の開始と真核生物;多細胞生物と有性生殖の誕生)
第6章 地球磁場の形成と全球凍結(外核の対流と磁場の誕生;マントルに注入される海水;雪玉地球(スノーボールアース))
第7章 生物の爆発的進化(最後の全球凍結とエディアカラ生物群の誕生;カンブリア紀のバージェス動物群;オゾン層の形成と植物の上陸)
第8章 化石資源の形成と古生代末の大量絶滅(脊椎動物の上陸と「生命維持装置」の獲得;大陸移動と生物の進化;プルームの冬と生物大量絶滅)
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年(昭和30年)、東京都に生まれる。1979年東京大学理学部地学科卒業。通産省地質調査所、米国内務省カスケード火山観測所を経て、1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長、気象庁活火山改訂委員、内閣府災害教訓継承分科会委員などを務める。1996年日本地質学会論文賞受賞。2004年日本地質学会優秀講演賞受賞。専攻は火山学、地球科学。理学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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