中公新書<br> ニュルンベルク裁判―ナチ・ドイツはどのように裁かれたのか

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ニュルンベルク裁判―ナチ・ドイツはどのように裁かれたのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023131
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C1222

内容説明

ナチ・ドイツによる第2次世界大戦中の戦争犯罪を裁いたニュルンベルク裁判。主要犯罪人24名を扱った国際軍事法廷、医師・親衛隊員・高級官僚ら185名を扱った12の継続裁判で構成され、終戦後、半年を経て始まった。法廷では、ホロコーストを始めナチの悪行が明らかにされ、「平和に対する罪」「人道に対する罪」など新しい罪の規定が話題を呼ぶ。本書は、東京裁判のモデルとなった史上初の大規模な戦争犯罪裁判の全貌を描く。

目次

第1章 米英ソ、連合国内での議論―主要戦争犯罪人の“処置”(チャーチルの「アウトロー」計画;スターリンの豹変 ほか)
第2章 国際軍事法廷(IMT)―24人の主要戦争犯罪人への処断(国際軍事法廷設置の合意;連合四ヵ国代表団のメンバー ほか)
第3章 12の継続裁判―「第三帝国」エリートたちへの裁き(アメリカ単独の管轄;テイラー首席検察官の意図 ほか)
第4章 戦後ドイツへの影響―東西の相違と政治文化の転換(集団的罪責をめぐる批判;キリスト教会からの批判 ほか)
終章 「ニュルンベルク」から「ハーグ」へ?(「ニュルンベルク原則」の確立;ジェノサイド条約 ほか)

著者等紹介

ヴァインケ,アンネッテ[ヴァインケ,アンネッテ] [Weinke,Annette]
1963年生まれ。ゲッティンゲン大学、ベルリン自由大学などで学び、2001年にポツダム大学で博士号取得。シュトゥットガルト大学研究協力員などを経て、10年よりイエナ大学近現代史講座研究助手。この間、外務省の過去に関する独立歴史家委員会の研究協力者などを歴任。研究テーマは人権と国際法の歴史、連合国の非ナチ化政策、東西ドイツにおけるナチ訴追

板橋拓己[イタバシタクミ]
1978年生まれ。成蹊大学法学部准教授。専攻は国際政治史、ヨーロッパ政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

57
勝者の思惑。国際軍事裁判所憲章、平和・人道に対する罪・・・。論拠・証拠・証人の妥当性、あるいは連合国側に同罪適用の可否など、「勝者裁判」との批判にも一理。加えて、被告人選定、判事・弁護士との謁見がない点などの人権問題。国際法の未熟さが、もれなく散見。集団殺害や人体実験など、戦争の勝敗とは別次元での規定と仕組みが必要ではなかろうか。故に、クルップ裁判は転機。止むことのない侵略戦争、内戦、テロ。人種や宗教などの違いを超えた同じ人類として腹に落ちる”何か”があるのではなかろうか、と考えさせられる。2016/06/19

巨峰

39
概説書なので個々の被告人たちのおこなった行為まで深くは述べられていないが、ナチスドイツの後始末としてのニュルンベルク裁判の全体像を把握するにはいいと思いました。ちなみに、東京裁判で終身刑を課された人も途中で釈放されています。2015/06/29

James Hayashi

31
ナチドイツが犯した平和や人道に対する罪を裁いた戦犯裁判。裁かれたのは政治、経済、軍事の代表者24人(12名絞首刑)+185名。裁判に至るまでの連合各国の思惑など見通せる。 形式として裁判は行われ紳士的であるが、判決ありきという状況はやむを得ないのだろう。それぞれの起訴の理由は見られないが、全体を体系的に読める新書。2018/10/29

funuu

26
チャーチルの「アウトロー」計画。チャーチルの意見は、ナチ指導部「無法者」であり、「法の保護を剥奪された者たち」であるとし、中世ブリタニアの匪賊のように、形式的な訴訟手続きなど必要ないというものだった。それゆえ、連合国の少将以上の軍人なら誰でも、「第三帝国」の指導者たちについて簡単な身元確認後、その場で銃殺する権利を持つとした。チャーチルは、独伊日の主要戦争犯罪人の50人から100人くらいまで、をこの方法で対処すべきと考えていた。ドイツ占領下てユダヤ人の逮捕に協力したフランス。魑魅魍魎のヨーロッパ!2016/09/19

モリータ

22
連合国の非ナチ化や東西ドイツのナチ裁判を専門とする著者による、入門書シリーズの翻訳。入門書ゆえ情報量が足りないのは訳者による巻末の推奨文献で今後補充したい。東京裁判と対になると言っても、ニュルンベルクでは国際軍事法廷に加えアメリカ一国による医者や法律家などを対象にした12の継続裁判があり、本書でも後者の紹介に分量が割かれている。民衆の戦後史や過去の克服問題はさらに読んでみないとわからないが、ぱっと読んで恩赦の冷戦下での政治的あり方など、日本との共通点も目につく。教会が影響力を持ったというのも興味深い。2017/09/12

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