中公新書<br> ベーシック・インカム―国家は貧困問題を解決できるか

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中公新書
ベーシック・インカム―国家は貧困問題を解決できるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023070
  • NDC分類 364
  • Cコード C1233

内容説明

格差拡大と貧困の深刻化が大きな問題となっている日本。だが、巨額の財政赤字に加え、増税にも年金・医療・介護費の削減にも反対論は根強く、社会保障の拡充は難しい。そもそもお金がない人を助けるには、お金を配ればよいのではないか―この単純明快な発想から生まれたのが、すべての人に基礎的な所得を給付するベーシック・インカムである。国民の生活の安心を守るために何ができるのか、国家の役割を問い直す。

目次

第1章 所得分配と貧困の現実―生活の安心は企業ではなく国家が守るべし(国家が国民の生活を守る以前の時代;自営経済における資本財としての子;雇用が生活の安心を守っていた ほか)
第2章 ベーシック・インカムの思想と対立軸(功利主義の再分配理論;リベラリズムの所得再分配理論;リバタリアンの所得分配論 ほか)
第3章 ベーシック・インカムは実現できるか(BIは給付と税が一体の制度である;代替財源と考えられるもの;貧しい人々の人数とBIの水準 ほか)

著者等紹介

原田泰[ハラダユタカ]
1950年(昭和25年)、東京都に生まれる。東京大学農学部卒業。博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミストなどを経て、早稲田大学政治経済学術院特任教授、東京財団上席研究員。著書『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

97
何かと批判されるバラマキ政策。だが、著者はバラマキ政策は正しいと論じる。また審査が厳しく、本当に必要とされる人に必要なだけ提供されているのか疑問符がつく生活保護。だったら一層の事、生活に最低限必要な金を国民全員に配ってしまえ、というのがベーシックインカム(BI)の考え方。配るのはいいが財源は確保できるのか?との問いにも収支は成り立つという。最初は半信半疑で読みはじめたが、これってありかもしれないと思えた一冊。アメリカでは壮大な実験も始まっているという。日本も真面目に議論されても良いと思えた。★★★★2017/09/26

えちぜんや よーた

92
「国→産業(企業)→人」で間接的に再分配していたお金を、「国→人」にして、直接全員にお金を配るというのがBIの考え方。明朗会計で取りこぼしの少ない福祉政策だからいいんでないの?本気で議論をすれば、国論を二分すると思うけど、長い目で見ればBIは導入されるかと。2015/11/08

ちゅんさん

43
ほんとにもう働きたくないのでベーシック・インカムは実現して欲しい政策だ。この本によれば月7万円なら可能だという。しかも生活保護などの現行の制度より合理的ですべての人に配るから福祉の網の目から落ちる人がいないというのが素晴らしい。導入するにあたり考えられる反論にも著者は一応すべてに答えを出している(それが正しいかどうかは実際やってみないと分からないと思うが)、何度も言うけどもう働きたくないので少しでも早く実現して欲しい政策。実現のためならなんだってする2020/09/22

sasara

21
リフレ派(アベノミクス金融緩和論者)原田泰2015年作。 貧困問題やら年金問題は、全国民一律7万円(子供3万円)毎月支給ただし所得税は一律30%これで解決できると筆者は語る。 一律10万円支給しようとすると所得税は50%に(泣) この秋、竹中平蔵さん発言により突然話題にそれまで積極推進派だっはずの朝日新聞などが何故か一転反対に転換(笑)世界初の導入で日本は救えるのか、冷静な議論が必要なことだけはわかったかも。 2020/12/20

原玉幸子

20
経済学がどういうものかを感覚的にでももう少し理解や知見があれば、自己責任問題、国家の福祉政策の理念、所得の再分配のあり方等に関する自論と摺り合わせることが出来たのに、と自身の不勉強を恥じました。それでも、移民への考え方を除けば、広く再分配する施策の効用は著者に賛同するものでしたし、「福祉官僚が、前例踏襲でなく確り事態を分析して施策を講じればいい」との端的な結論には大いに納得、世間で話題の「新しい資本主義」も、斯かる政策と合わせて大胆に実行するなら賛同するのになぁ、でした。(◎2022年・夏)2022/06/03

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