内容説明
長期間に及ぶ地道な作業が要求される辞書の編纂、そこにはさまざまなドラマがあった。世界最大の『オックスフォード英語辞典』、日本初の国語辞典である『言海』、ヘブライ語を死語から甦らせた『ヘブライ語大辞典』、カタルーニャの地位向上をめざした『カタルーニャ語辞典』、メキシコの不毛の開拓地でやむにやまれず作られた『西日辞典』…。“辞書屋”たちの長く苦しい道のりを、自らも辞書屋である著者が活写。
目次
第1章 OED(『オックスフォード英語辞典』)ジェームズ・マレー
第2章 『ヘブライ語大辞典』ベン・イェフダー
第3章 『カタルーニャ語辞典』プンペウ・ファブラ 『カタルーニャ語・バレンシア語・バレアルス語辞典』アントニ・マリア・アルクベー
第4章 『言海』大槻文彦
第5章 明治の知識人に大きな影響を及ぼした二人の辞書屋ウェブスターとヘボン
第6章 『西日辞典』照井亮次郎と村井二郎
第7章 『スペイン語用法辞典』マリア・モリネール
終章 辞書と私
著者等紹介
田澤耕[タザワコウ]
1953年生まれ。76年、一橋大学社会学部卒業。1976‐84年、東京銀行マドリード支店ほか勤務。バルセロナ大学大学院博士課程修了。文学博士(カタルーニャ語学)。バルセロナ大学現代語研究所日本語専攻主任講師、プンペウ・ファブラ大学応用言語学研究所研究員などを経て、法政大学国際文化学部教授。2003年、カタルーニャ自治政府より「サン・ジョルディ十字勲章」を、09年、日本国外務大臣表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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