中公新書<br> 近代日本の官僚―維新官僚から学歴エリートへ

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中公新書
近代日本の官僚―維新官僚から学歴エリートへ

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  • サイズ 新書判/ページ数 356p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022127
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C1221

内容説明

明治維新後、新政府の急務は近代国家を支える官僚の確保・育成だった。当初は旧幕臣、藩閥出身者が集められたが、高等教育の確立後、全国の有能な人材が集まり、官僚は「立身出世」の一つの到達点となる。本書は、官僚の誕生から学歴エリートたちが次官に上り詰める時代まで、官僚の人材・役割・実態を明らかにする。激動の近代日本の中、官僚たちの活躍・苦悩と制度の変遷を追うことによって、日本の統治内部を描き出す。

目次

第1章 維新の時代―誰が統治を担うのか
第2章 明治政府の人材育成
第3章 立憲の時代―一八七〇年代~八〇年代
第4章 帝国憲法制定前後―高等教育の確立
第5章 憲政の時代―一八九〇年代~一九一〇年代
第6章 大正デモクラシー下の人材育成
終章 統治と官僚の創出

著者等紹介

清水唯一朗[シミズユイチロウ]
1974年、長野県生まれ。99年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2001年同大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了、05年同博士課程単位取得、退学。博士(法学)。政策研究大学院大学リサーチアシスタント、東京大学特任助手などを経て、慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門は日本政治外交史、オーラル・ヒストリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

287
今に至る官僚制がいかに出来たのか、幕末から追って書かれた一冊。当時の人の熱さが伝わった。しかし鳩山家とか伊藤博文とか歴史上重要な人が出てきて驚いた。2016/09/04

ガクガク

46
明治維新から大正デモクラシー期まで、官僚の誕生からその成長の過程の歴史を描くことで、近代における「日本の官僚」とは何かを問う。維新期の官僚たちはどのように欧米のシステムを学び日本に定着させていったのか、内閣制度や憲法が制定され近代国家が出来上がっていく中で、官僚となる人材はどのように育成されたのか、政党政治の時流に彼らはどう向き合っていったのかなど、近代日本の歴史の中で「官僚」の果たしてきた役割と意味を学ぶことができた。現代の政治不信や官僚行政への行き過ぎた批判などに歴史を踏まえた視座の必要性を痛感した。2014/06/30

中年サラリーマン

12
幕末から明治となり新しい国家として歩んでいくにはあまりの列強の多さよ!急速に国家を整備する必要にかられそのためには急膨張する国家を支えていくシステムが必要だった。本書はそのシステムに不可欠な官僚の興りを丹念に描いていて楽しめた。官僚の必要性という側面にスポットをあてて描いているが、昨今メディアなどでは負の面も色々と取り立たされている。そういう意味では著者の観点にて戦後から現在までの官僚も描いてもらえるとさらに厚みのある本に仕上がったのでは。お勧め!2013/06/16

ヤギ郎

11
現代日本の官僚制は明治維新に誕生したといえるだろう。開国と合わせた、迫り来る列強に対応するために、政府は優秀な人たちを集めたかった。その優秀な人たちとは、外国の知識(洋学)があり、外国語ができる人たちだった。外国から学ぶという姿勢は現代にも通じるところだろう。官僚制度がある程度できたところで、若き学生のリクルートが課題となる。学問ができれば、身分関係なくのし上がれるという、明治維新以後の社会になったから、学閥エリートが誕生したとみることもできる。やや学術的な一冊だが、とても興味深い内容だった。2020/09/02

軍縮地球市民shinshin

9
11年前に出た新書。いつだったか古書店で購入していたものをずっと積ん読状態だったので、今回読んでみた。新書とはいえかなり濃密な内容の明治官僚史といえる。維新直後の維新官僚は、旧幕臣や藩士出身で縁故採用で官僚になった者、藩閥官僚はまさに薩長出身者、この二つの流れに各藩から推挙された貢進生制度により東京で近代的な学問を身に付け留学までした者の三派の流れがあった。かの有名な宇宙人首相と呼ばれたご先祖も貢進生から留学を経て帝大教授、衆議院議員にまでなった。しばらくして東大などの大学が出て、試験選抜によって官僚にな2024/03/19

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