内容説明
明治維新後、新政府の急務は近代国家を支える官僚の確保・育成だった。当初は旧幕臣、藩閥出身者が集められたが、高等教育の確立後、全国の有能な人材が集まり、官僚は「立身出世」の一つの到達点となる。本書は、官僚の誕生から学歴エリートたちが次官に上り詰める時代まで、官僚の人材・役割・実態を明らかにする。激動の近代日本の中、官僚たちの活躍・苦悩と制度の変遷を追うことによって、日本の統治内部を描き出す。
目次
第1章 維新の時代―誰が統治を担うのか
第2章 明治政府の人材育成
第3章 立憲の時代―一八七〇年代~八〇年代
第4章 帝国憲法制定前後―高等教育の確立
第5章 憲政の時代―一八九〇年代~一九一〇年代
第6章 大正デモクラシー下の人材育成
終章 統治と官僚の創出
著者等紹介
清水唯一朗[シミズユイチロウ]
1974年、長野県生まれ。99年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2001年同大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了、05年同博士課程単位取得、退学。博士(法学)。政策研究大学院大学リサーチアシスタント、東京大学特任助手などを経て、慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門は日本政治外交史、オーラル・ヒストリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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