中公新書<br> 政友会と民政党―戦前の二大政党制に何を学ぶか

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政友会と民政党―戦前の二大政党制に何を学ぶか

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021922
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C1221

内容説明

待望の二大政党時代が到来したのにメリットが実感できない。そうした幻滅の声がしばしば聞かれる。だが歴史を振り返ると、二大政党が交互に政権を担うシステムは戦前にも模索されている。大正末年の第二次加藤高明内閣発足から五.一五事件による犬養毅内閣崩壊までである。政友会と民政党の二大政党制が七年足らずで終焉を迎えたのはなぜか。その成立・展開・崩壊の軌跡をたどり、日本で二大政党制が機能する条件を探る。

目次

1 政友会―保守政党から包括政党へ
2 民政党―新党の理念と政策
3 二大政党制の展開
4 二大政党制下の政策争点
5 危機のなかの二大政党制
6 新しい政党政治システムの模索
7 二大政党の解党とその後

著者等紹介

井上寿一[イノウエトシカズ]
1956年(昭和31年)、東京都に生まれる。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、一橋大学助手などを経て、学習院大学法学部教授。法学博士。専攻は日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

54
今と過去の二大政党を見比べて似ている所があるのが興味深かった。2013/03/27

きいち

16
満州事変のあとはもう軍国主義一直線だ、と考えていた先入見が大きく違っていたことに驚く。帝国主義も侵略も、同時代の政治家たちは両党ともに古いパラダイムだと看破していたのだなあ。それに、反軍演説の斎藤隆夫も翼賛選挙でしっかりとトップ当選している。とするとやはり、一番ガンだったのは、軍部と外交や、現場と中央など、各所の利害や知見が対立した時の調停のしくみが欠如していたことだ。本来それは国会であり、政党だったはずなのに。ここでもやはり、鍵になるのは見る側であり現場で動く側である我々の冷静さ、なのだなあ。2012/12/24

fseigojp

12
最初は自由党と立憲改進党(のち進歩党)ではじまり憲政(本)党へ合流 憲政本党は旧自由党系の憲政党を分派、のち大部分を占める後者が立憲政友会に合流 憲政会と政友本党が合併して民政党へ 前者は農村基盤、後者は都市基盤2021/04/25

あんころもち

11
「憲政の常道」における二大政党制と、5.15後における両党の模索を描く。 戦前の政党政治下でも多くの政策が実行された。しかし、国内世論あるいは党利党略により憲政の常道=ワシントン体制から「逸脱」したのもまた政党であった。 膠着局面で天皇の威光に頼り、時には陸軍の主張に同調した。満州事変、5.15、2.26、国家総動員法、大政翼賛会への統合と、自滅していく。この一冊で流れがわかるというものではない。陸軍の影響はやはり大き過ぎる。そして、この時代はとにかくアクターが多過ぎる。2015/04/21

バルジ

7
再読。戦前における二大政党の歩みから何が現代政治に応用でき学ぶ事が出来るのか、その概略を知ることが出来る。 選挙結果を真摯に受け止め資本家・地主の党から無産政党顔負けの労働者保護政策を掲げる政友会の姿は政治家が選挙で選ばれる政治制度の利点を端的に表している。しかし一方では目先の利益に囚われ内紛を続ける負の側面も表出する。短期的な視野から政争を仕掛けた結果、自壊とも言うべき政党の崩壊が始まる。マイナスがプラスを超えた時、既に政党がその支持基盤たる国民から見放されていた事実は重い。2021/03/30

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