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中公新書
石と人間の歴史―地の恵みと文化

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121020819
  • NDC分類 458.2
  • Cコード C1240

内容説明

人と石の付き合いは、いまから二五〇万年前に遡る。以来、人は、地の恵みである石を、掘り出し、刻み、積み上げてきた。世界各地に残る石造建築物は、人と石の格闘の痕跡である。地球上に存在する石は多種多様で、産出には地域差も大きい。本書では、地球四六億年の歴史を視野に、地質学・岩石学的に重要な地域を取り上げ、特色を紹介してゆく。石を見事に利用した遺産や文化は、見る者を感動に包む。図版資料多数収載。

目次

序 石とは何だろう
第1部 古い大陸とその周辺の石
第2部 テチス海の石―地中海沿岸諸国
第3部 アジアの古い大陸とテチス海の石
第4部 新しい活動帯の石―トルコ、イタリア、北米、日本
第4部 天から降ってきた石と地の底から昇ってきた石

著者等紹介

蟹澤聰史[カニサワサトシ]
1936年(昭和11年)、長野県生まれ。1964年、東北大学大学院理学研究科地学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学教養部助教授、同大理学部教授等を経て、同大名誉教授。専門は、地質学、とくに岩石学、地球化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちめ

2
積ん読本解消。世界中の石や地殻などに関する本だが、ゲーテのイタリヤ紀行の紹介など人文的内容を多く含んでいる。地質学に関する部分では図が分かりにくい。また、写真も写りが悪く残念だった。できればカラー写真も何枚かあると良かったのだが。世界中を網羅した内容なので、内容が薄くなるのは致し方ないだろう。地質学者がヨーロッパの町を歩いたら、建物に使われているこの石材は何だとか解って面白いだろうなあとは思った。☆☆☆2019/02/06

庵治

2
地学科岩石学教室卒業、石材会社勤務経験有の自分にはぴったりの内容。世界各地の地質と有名遺跡・史跡に使われている石材との関連を丁寧に教えてくれる。日本国内だけなら「日本の石の文化」などが地質的な背景も交えて書いてくれていてより詳しいが。世界中となるとあまりないのではないか。復習復習しながら読みました。思わず旅に出たくなる内容。子供が手を離れるまで?旦那の定年後まで大切にとっておこう。2011/03/17

a6

1
p.249 他の分野の方々は、石についてこんな見方をしているのかと、あらためて自由な時間の楽しさを味わった。/▽石を好きな人が多いのはなぜだろう。歴史などを紐解く中で人との関わりの深さを感じる。2021/04/21

とん

0
蟹澤先生『石と人間の歴史』幅広い地域の石を取り上げる点が面白い。なぜその地域にその石があるのかわかって良い。一般向けにわかりやすく話す際のヒントがたくさんある。石灰岩とか「昔のサンゴの塊 」で説明できるのは、役に立つ。2018/04/14

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