出版社内容情報
日本の大学はどのような経過をたどって生まれたのだろうか。明治初年からの大学黎明期のダイナミックな展開を、エピソード豊かに描く
内容説明
日本の大学はどのような経過をたどって生まれたのだろうか。本書は、その黎明期のダイナミックな展開を二巻にわたって、つぶさに描くものである。上巻では、明治一〇年の「東京大学」の設立と一九年の帝国大学誕生の成立から説き起こす。その後、帝国大学が自己変革していくさまと、帝国大学に対するかのように生まれる官立・私立の専門学校の隆盛へと物語は進んでゆく。人と組織が織りなす、手に汗握るドラマ。
目次
プロローグ 帝国の大学
第1章 帝国大学以前
第2章 帝国大学の発足
第3章 帝国大学の整備
第4章 専門学校群像
第5章 「私立大学」の登場
著者等紹介
天野郁夫[アマノイクオ]
1936年(昭和11年)、神奈川県生まれ。一橋大学経済学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。名古屋大学助教授、東京大学教育学部教授、同学部長、国立大学財務・経営センター教授を歴任。東京大学名誉教授。専攻は教育社会学、高等教育論。著書に『試験の社会史』(平凡社ライブラリー、2007、サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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