中公新書
北京―皇都の歴史と空間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 265p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019080
  • NDC分類 222.11
  • Cコード C1222

出版社内容情報

来年8月のオリンピックを控え、各種施設の建設が進む北京。その歴史を概観すると共に、都市構造を読み解き、中国社会の理解を試みる。

内容説明

北京は世界に比類のない都市である。強大な皇帝の意志と権力が、中国の伝統的な環境理念である風水と結びつき、この都市をつくりあげた。本書では、建都から現代に至る北京の歴史を概観するとともに、その都市構造を読み解き、中国社会の理解を試みる。胡同に育まれた都市文化は、めざましい経済発展と市街の改造により、変貌の只中にある。首都として七〇〇年もの歴史をもつ北京の、変化と行方を追う。

目次

第1章 鳥の目で見た北京―二つの中軸線
第2章 都城の形成―北京小史
第3章 毛沢東の北京―社会主義の都市観
第4章 〓(とう)小平の北京―改革と開放
第5章 伝統的都市空間の変容―四合院から大雑院へ
第6章 北京の社会地図―多様化する住宅階層
第7章 オリンピックと国際化する北京

著者等紹介

倉沢進[クラサワススム]
1934年、東京都生まれ。東京大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位修了。東京学芸大学助教授、東京都立大学教授などを経て、東京都立大学名誉教授、放送大学客員教授。専攻は都市社会学

李国慶[リコッケイ]
1963年、中国・北京生まれ。北京外国語大学日本語学部卒業。北京日本学研究センター修士課程修了。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学、1996)。現在、中国社会科学院都市発展・環境センター教授。専攻は都市・農村社会学、社会階層論、コミュニティガバナンス、日本社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

13
北京の歴史をコンパクトに説明してくれて前半は面白かったのですが、後半は退屈。共産中国はやっぱり退屈?2022/04/16

Mentyu

2
ゼロ年代中期の北京を舞台とする都市社会学の本。自転車と人民服の時代から脱却し、やがて世界の経済大国として日本を凌いでいくちょうど橋渡しの時期が本書の分析するところである。一応、北京の通史も書かれているが、メインは文革から2000年代にかけての北京の分析である。なんというか、日本が中国に対し「先進国」として振る舞えた時代の空気が満ちていた。2019/04/14

可兒

1
歴史より空間重視の本。日々建設されつつある都市ということはわかったが、あの国では未だに創造は破壊から生まれるらしい2008/11/22

Teo

1
歴史と言う割には現代の部分が多かった2007/09/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1618
  • ご注意事項

最近チェックした商品