出版社内容情報
来年8月のオリンピックを控え、各種施設の建設が進む北京。その歴史を概観すると共に、都市構造を読み解き、中国社会の理解を試みる。
内容説明
北京は世界に比類のない都市である。強大な皇帝の意志と権力が、中国の伝統的な環境理念である風水と結びつき、この都市をつくりあげた。本書では、建都から現代に至る北京の歴史を概観するとともに、その都市構造を読み解き、中国社会の理解を試みる。胡同に育まれた都市文化は、めざましい経済発展と市街の改造により、変貌の只中にある。首都として七〇〇年もの歴史をもつ北京の、変化と行方を追う。
目次
第1章 鳥の目で見た北京―二つの中軸線
第2章 都城の形成―北京小史
第3章 毛沢東の北京―社会主義の都市観
第4章 〓(とう)小平の北京―改革と開放
第5章 伝統的都市空間の変容―四合院から大雑院へ
第6章 北京の社会地図―多様化する住宅階層
第7章 オリンピックと国際化する北京
著者等紹介
倉沢進[クラサワススム]
1934年、東京都生まれ。東京大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位修了。東京学芸大学助教授、東京都立大学教授などを経て、東京都立大学名誉教授、放送大学客員教授。専攻は都市社会学
李国慶[リコッケイ]
1963年、中国・北京生まれ。北京外国語大学日本語学部卒業。北京日本学研究センター修士課程修了。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学、1996)。現在、中国社会科学院都市発展・環境センター教授。専攻は都市・農村社会学、社会階層論、コミュニティガバナンス、日本社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
Mentyu
可兒
Teo