出版社内容情報
身近な魚から誰も知らない奇妙な魚まで、日本と世界の魚88種以上の形と生態を、進化の道筋に添って紹介する
内容説明
キンメダイはタイと名がついてもタイ科の魚ではなく、むしろギンメダイに近い。また、コバンザメやチョウザメは、サメといってもサメの仲間ではない。四億年前に誕生した魚類は多様な進化を遂げた。食用・観賞用としてなじみ深い魚もいれば、新発見の魚もいる。本書は、メダカとトビウオ、フグとマンボウのように、一見かけ離れていても実は非常に近縁な魚を対比し、かたちや生態を解説する。これであなたも魚博士に。
目次
ナメクジウオと魚類の祖先―脊椎動物のパイオニアたち
ヤツメウナギと甲胄魚―顎のない魚たち
ネコザメとプテュコードゥス―サザエ割り、アンモナイト割り
ラブカとカグラザメ―深海に棲む幻のサメ
ホオジロザメとカルカロドン・メガロドン―天狗の爪の正体
ジンベエザメとウバザメとメガマウス―世界最大の魚
ノコギリザメとノコギリエイ―水底でふりまわすのこぎり
シーラカンスとハイギョ―生きている化石
チョウザメとポリュプテルス―硬骨魚類の祖先
アミアとガーと硬鱗魚―古代魚の生き残り〔ほか〕
著者等紹介
上野輝弥[ウエノテルヤ]
1930年、大分県生。ミシガン大学大学院博士課程修了、日本ルーテル神学大学教授、国立科学博物館地学研究部長等を経て、同博物館名誉研究員。専攻、古生物学・魚類学。Ph.D.in Zoology
坂本一男[サカモトカズオ]
1951年、山口県生。北海道大学大学院水産学研究科博士課程単位修了後退学。現在、東京大学総合研究博物館協力研究員、(財)水産物市場改善協会・おさかな普及センター資料館長、武蔵工業大学講師。専攻・魚類学。水産学博士
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感想・レビュー
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