内容説明
家族がますます空洞化し、崩壊していくかのように言われることが多い。しかし、各種の調査によると、現在も日本人の多くは、家族が最も大切である、と感じている。本書は、人類に家族が成立し、変遷してきた過程から説き起こし、独自の歴史を踏まえて存在している日本の家族の特性を明らかにする。その上に立って、社会の基礎単位である家族を守るための、基本理念から具体的政策までを提言している。
目次
序章 「一番大切なもの」は「家族」!
第1章 家族は人類の基
第2章 家族の歴史
第3章 日本の家族の歴史
第4章 家族を壊す思想、守る思想
第5章 家族を壊す制度、守る制度
おわりに 憲法に家族条項を
著者等紹介
林道義[ハヤシミチヨシ]
1937年(昭和12年)、長野県に生まれる。1962年、東京大学法学部卒業。68年同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、東京女子大学教授。日本ユング研究会会長。専攻、深層心理学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Olive
7
近代の明治政府が掲げた「良妻賢母思想」を押し付けられても腹立たしいの一言なので30分で読了.2023/10/27
ゆうぼう
2
とても共感できる一冊。 日本の再興には家族の再生が不可欠であり、 文化の継承におばあちゃん、おじいちゃんの孫への継承が重要であり、 大家族、家庭内での子育て、家庭内での介護、最後は家で看取る。 これを日本は目指すべきだという論には大賛成。 左翼な文化人のジェンダーフリー、スウェーデンの高福祉国家 みなナンセンスなんです。 素晴らしい。2013/01/24
numainu
1
評価E2005/11/24
しょうぺいん
0
年配者の意見っていう感じかな。現代の家族の状況と合ってないと思う。2013/01/13
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