中公新書<br> 奥州藤原氏―平泉の栄華百年

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中公新書
奥州藤原氏―平泉の栄華百年

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016225
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C1221

内容説明

奥州藤原氏は平泉を拠点として平安末期の東北地方に君臨した。産金をもとに財をなし、京風の絢爛たる仏教文化を花開かせた。初代清衡から三代秀衡へ、支配権はどのように伸長したのか。秀衡の死後わずか二年で源頼朝に攻め滅ぼされたのはなぜか。京都との関わりを軸に、百年の歴史を多角的に検証。併せて、中尊寺金色堂に眠る歴代のミイラの学術調査結果も紹介する。『蝦夷』『蝦夷の末裔』に続く東北古代史三部作完結編。

目次

第1章 奥州藤原氏最後の日
第2章 百年史を多角的に考える
第3章 奥州藤原氏三代余話
第4章 滅亡への道程
第5章 金色堂に眠る歴代

著者等紹介

高橋崇[タカハシタカシ]
1929年(昭和4年)、静岡県に生まれる。1953年、東北大学文学部国史学科卒業。岩手大学教授を経て、現在、歴史研究家。文学博士。専攻、日本古代史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

46
平泉4冊目は元・岩手大教授による、こちらは徹底した文献考証の書。残された史料が少ないと嘆く著者は、徹底的に史料を解読する。私たちが知っている平泉の歴史は義経記とか陸奥話記とかの戦記物と、吾妻鏡などの後世の歴史書によるもの。それらは平泉の栄華を誇張し、あるいは恨み、いわば"伝説"としての平泉が語られている。これはそういった伝説解体の書である。京都の貴族の日記などと比較しながら、矛盾を衝き、幻想を暴く。伝説のベールを剥ぐと残る事実は何か、と。ただ、それにより何が得られたのか。著者はそれを示さない。分からない↓2017/05/26

みこ

31
一般に三代と言われている奥州藤原氏について清衡の父・経清から泰衡まで五代にわたって語る。百年以上にわたって東北一帯を支配していたにも関わらず思いのほか当事者による資料が乏しい。中央政府目線の記述も散見されるものの、はるか遠い異国の地を語っているようでとても白河法皇から頼朝の時代とは思えないほど実態が分かっていないというのが驚きだ。毛越寺行ったことあるけどただの広い庭だったし。あとやっぱり基衡は地味。2022/03/06

キンとギン

11
奥州藤原氏は藤原氏の一族らしい。「えみし」と「えぞ」が同じ漢字なのは、古来奥州に住んでいるのは日本人ではなく蝦夷(=アイヌ)と解釈されていたため。前九年の役で藤原経清は源頼義に敗れ亡くなる。経清の子供が奥州藤原氏初代の藤原清衡。清衡の母は、清衡を連れて清原氏と再婚。後三年の役は清原氏の中の相続争いであったが、陸奥守として赴任していた源義家が清衡に加担して勝利。ただ朝廷は後三年の役について源義家を評価せず陸奥守を解任。それから清衡、基衡、秀衡とそれぞれ約33年ずつ奥州を統治。秀衡は義経をかくまっていたが、 2016/12/19

山家

10
何故か書店で平積みされていて、新刊と誤って購入。それにしても、この筆者の特質なのか、残された資料を徹底的に検討した上で著述したようで、私としては読みにくかったです。更に問題は奥州藤原氏が結果的に自分達の系統だった資料を残していないことで、そのために鎌倉幕府や京の貴族等が遺した断片的な資料をつなぎ合わせて、筆者は著述されたようで、それも相まって、とりとめのない新書だな、という読後感を私は覚えました。とはいえ、奥州藤原氏という三代約100年の歴史を一望できる新書は中々無く、取り敢えずは入手して良かったです。2022/05/05

鐵太郎

10
史料が少ない奥州藤原氏の盛衰を、その最盛期の百年を中心に描いたもの。その成り立ち、権力基盤、一族。藤原鎌足の末裔であり、奥州に覇を唱えた藤原氏四代。忘れられたことでその命脈を保ってきた奥州藤原氏にとって、義経がここを頼ってきた瞬間からその最期は見えていた、すなわち義経とは奥州福原氏にとって疫病神であったという描写が歴史の重みを感じさせます。それが運命だとすると、なんだか悲しいね。2011/10/09

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