出版社内容情報
古来ヨーロッパにおいて山は悪魔の棲家として忌み嫌われていた。一方、日本人にとっては聖地であり、信仰にもとづく登山は古くから行われていた。だが近代的登山が発祥したのは二百年ほど前のヨーロッパで、楽しみとしての登山が日本で普及するのはそれから百年後の明治末期になってからである。この差はなぜ生まれたのか。日欧を比較しながら山と人の関わりの変遷をたどり、人々を惹きつけてやまぬ山の魅力の源泉に迫る。
内容説明
古来ヨーロッパにおいて山は悪魔の棲家として忌み嫌われていた。一方、日本人にとっては聖地であり、信仰にもとづく登山は古くから行われていた。だが近代的登山が発祥したのは二百年ほど前のヨーロッパで、楽しみとしての登山が日本で普及するのはそれから百年後の明治末期になってからである。この差はなぜ生まれたのか。日欧を比較しながら山と人の関わりの変遷をたどり、人々を惹きつけてやまぬ山の魅力の源泉に迫る。
目次
第1章 好奇心は山へいざなう(アルプスは悪魔の棲家?;薬草採りか鉱山か ほか)
第2章 アルプスへの憧れ(アルプスの発見;アルプスの美をうたった人々 ほか)
第3章 山と日本人(縄文人は山に登ったか;稲作の開始と自然崇拝 ほか)
第4章 日本近代登山の発展(日本山岳会の発足;登山思想の伝道者たち ほか)
終章 現代の登山を考える(登山大国日本;ブームの変遷 ほか)
著者等紹介
小泉武栄[コイズミタケエイ]
1948年(昭和23年)、長野県に生まれる。東京学芸大学卒業。東京教育大学大学院修士課程修了。東京大学大学院博士課程単位取得。理学博士。現在、東京学芸大学教育学部教授。専攻、自然地理学、地生態学、第四紀学
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