中公新書<br> 物語 英国の王室―おとぎ話とギリシア悲劇の間

中公新書
物語 英国の王室―おとぎ話とギリシア悲劇の間

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013415
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C1222

内容説明

英国民の信頼と敬愛の対象であり、社会そのものと深く結びついた英国の王室の未来が、いま論議の的となっている。英国民の四割が、五十年後には王室は存在しないだろうと答えているのだ。その理由の多くは、皇太子のスキャンダルにまみれた離婚と、それによる国王としての資格への疑問にある。滞英十五年に及ぶ筆者が、自らの見聞を含め、英国王室の果している役割、その権力、そして悲劇を生んだ王族たちの素顔を生き生きと綴る。

目次

1 女王の生活と儀式
2 女王と権力
3 殿下のアイデンティティ危機
4 迷える皇太子
5 おとぎ話かギリシア悲劇か
6 立憲君主制の岐路

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

9
王室ものの記事が載ると大衆紙がよく売れるというのは、よく分かる。面白い。ただ、一個人にここまでの犠牲を強いる王室という制度自体に疑問を感じてしまう。2017/09/29

viola

8
英国王室に、ギリシャ神話!?読む読む!と意気込んで読んでみたものの・・・ギリシャ「悲劇」でした。しかもメタファー(苦笑)だという上に、取り扱っているのは現代の英国王室であって、エリザベス二世やら、その夫君であるフィリップ殿下、そしてチャールズ皇太子などについてでした。大して現代王室には興味はないけれど、これは面白かった!まず、著者自身が(さらりと書いているけれど)かなり凄い人物みたい。フィリップ殿下とチャールズ皇太子、どちらも相当苦労されてきたんですね・・。2011/08/31

印度 洋一郎

3
滞英15年のジャーナリスト(毎日新聞記者)が、イギリス王室について、周辺取材や文献に基づいて書いた本。特にフィリップ殿下とチャールズ皇太子という、エリザベス女王の影に隠れてしまう立場の男性二人が中心。ギリシャ王室出身ながら流浪の貴種であるフィリップ殿下は、結婚後公の仕事を事実上禁じられ、家庭の長である事に生き甲斐を見出す。そのために厳しい父親となり、内気なチャールズ皇太子の人格形成には影を落とすことになった。家族の愛情を知らずに育ち、同世代との関係も上手くいかないチャールズ皇太子は結果として結婚にも失敗。2021/10/19

koh21y

1
階級社会イギリスの象徴的存在。王室がなくなれば社会が根底から変わってしまうというが、世論調査ではなくなると思う人のほうが多くて4割を占めるそうだ。フィリップとチャールズの生涯は、悲惨としか言いようがない。シェークスピア劇ではとても面白いが。1997年刊2020/04/15

はせけい

1
英国王室にギリシャ悲劇って?と思って読んでみたら、ギリシャ悲劇=チャールズ皇太子とダイアナ妃の離婚。この悲劇に至るまでの原因を探るべく、エリザベス女王、フィリップ殿下、チャールズ皇太子の関係性が書かれています。相互理解が得られないままの親子関係も悲劇。もっと女王の即位が遅ければ、と思ってしまいます。また、政治に関われないということに対してのチャールズ皇太子の怒りを読んでいると、雅子妃の適応障害もこれと根は同じかも、と思ってしまいました。97年の本ではありますが、これからの王室、皇室を考えさせられる本です。2013/09/27

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