中公新書<br> 帝国劇場開幕―「今日は帝劇 明日は三越」

中公新書
帝国劇場開幕―「今日は帝劇 明日は三越」

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013347
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C1221

内容説明

明治四十四年に開場し、関東大震災で炎上した帝国劇場は、「今日は帝劇明日は三越」の宣伝文句にみられるように、最も大正時代の「気分」を反映させた劇場であった。初代取締役会長を渋沢栄一がつとめ、ルネサンス様式・白亜の殿堂と呼ばれた建物に、三浦環が歌い、松井須磨子が演じ、クライスラーが奏で、そしてパブロヴァが舞った。明治・大正の演劇史に重要な舞台を提供したわが国初の本格的洋式劇場を当時の様々な資料から描き出す。

目次

第1章 帝国劇場、開場す
第2章 宮廷外交・帝室歌劇場体験
第3章 洋式大劇場への歩み
第4章 大正期舞台芸術の華
第5章 帝国劇場、炎上す

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

4
帝国劇場が開場した大正11年、ハムレットが上演され、松井須磨子、山川浦路が出演する。評判も良く、「女優問題に一つの解決をつけた」との評も出る。これが、女性役は女形という認識払拭の初出ではないか。2018/10/12

Makoto

0
浪漫。いつかこの浪漫を夢として具現したい。やっぱり時代を動かした男達に憧れる。2016/11/18

ウッシー

0
帝劇のことがいろんな面から語れれていて読み応えがあった。 現在の帝劇は2025年にクローズするが、新しい帝劇がどうなるのか楽しみである。2024/02/05

バナナ

0
謎の多い外国人ローシーに心惹かれる。帝国劇場の開幕が演劇人ではなく政治家中心に行われたというのは興味深かった。彼らの海外への遊学が羨ましい。2021/02/25

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