内容説明
明治四十四年に開場し、関東大震災で炎上した帝国劇場は、「今日は帝劇明日は三越」の宣伝文句にみられるように、最も大正時代の「気分」を反映させた劇場であった。初代取締役会長を渋沢栄一がつとめ、ルネサンス様式・白亜の殿堂と呼ばれた建物に、三浦環が歌い、松井須磨子が演じ、クライスラーが奏で、そしてパブロヴァが舞った。明治・大正の演劇史に重要な舞台を提供したわが国初の本格的洋式劇場を当時の様々な資料から描き出す。
目次
第1章 帝国劇場、開場す
第2章 宮廷外交・帝室歌劇場体験
第3章 洋式大劇場への歩み
第4章 大正期舞台芸術の華
第5章 帝国劇場、炎上す



