中公新書<br> ポンペイ・グラフィティ―落書きに刻むローマ人の素顔

中公新書
ポンペイ・グラフィティ―落書きに刻むローマ人の素顔

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013224
  • NDC分類 232.8
  • Cコード C1222

内容説明

七九年、ヴェスヴィオ山の大噴火によって火山灰の下に埋もれたポンペイの市街地には、競技場の塀、民家の壁など至る所に落書きが描かれている。文字を学び、記した人々は何を伝えようとしたのか。落書きの分析・解読を通じて、選挙運動に奔走する人、剣闘士の闘いに熱中する人、酒場で戯れる人など、様々な生活風景が姿を現す。ローマ帝国の下で繁栄をきわめたポンペイの実像に迫り、その社会と文化を言葉と文字の視点から捉える。

目次

第1章 友に、公職を!
第2章 公務にふさわしい人々
第3章 民衆は見世物を熱望する
第4章 喜怒哀楽の生活風景
第5章 愛欲の街角
第6章 文字を学ぶ
第7章 落書きのなかの読み書き能力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つーこ

34
ポンペイ展に行く前に勉強しようと思って。ポンペイに関する書籍を調べたら、この人の本ばかり。ポンペイの文化に焦点を絞って、文字や落書きに関することが分かる。ものすごく昔の時代から、人間は人間らしく知恵と想像力を持って生きていたのだな〜。2022/03/21

ゆうゆうpanda

30
ポンペイの町に書かれた落書きから、当時の人々の様子を知ろうとする試み。政治家への推薦文が多いというのが特徴的。選挙ポスターに女性の露出度の高い写真を使う者まで現れた日本。民度で負けている気がするよ。2020/07/03

5
ヴェスヴィオ火山の噴火により、遺跡がそのまま埋められた都市ポンペイの壁に書かれた落書きから、当時の社会情勢や文化を読み解いた著書。飲み屋の隅に書かれた「落書き」は勿論、選挙公約や競技場での勝敗表まで幅広く扱っていて、栄華を極めた都市の在り様が目の前にそのまま蘇ってくるようです。2010/08/10

hjms

4
近くの美術館で開催中のポンペイ壁画展が大変興味深かったので、関連書籍でさらに踏み込んでみた。富裕層の邸宅に描かれた「作品としての壁画」を主軸にした展示物の中で、市井の人々が書きなぐった落書きや専属ライターが描いた選挙ポスターに強烈なリアリティーを感じた。本書では、民衆の喜怒哀楽が荒々しく刻み込まれた「街角の落書き」にスポットをあて、当時のポンペイの社会構造や生活風景に迫っていく。著者の情熱も相まって歴史ロマンにどっぷり浸ることができた。2016/11/28

ワッピー

3
古代民衆の識字率の検証からスタートした本のようですが、ポンペイの人々の落書きから当時の生活が浮かび上がってきます。生活の感覚としては、現代のWEB掲示板とそれほど変わらない気がします。剣闘士が書いたと思われる「ルキウス=アンナエウス=セネカ」(P98)の背景には慄然としましたが、よくよく考えてみると現代のブラック企業だって結果としては同じような環境を作っているのかもしれないなぁ…2013/08/14

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