内容説明
文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新文野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。
目次
第1章 談話文法を利用しよう
第2章 話の道筋に道標を
第3章 中身に合った入れ物を
第4章 動詞が支配する文型
第5章 古い情報を前に
第6章 視点をむやみに移動しない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
118
英文で書くということですが、あまり関係なく、文章論のような感じで読ませてもらいました。いくら英文で書いても日本語でわかりやすくないとだめだという気がします。そこのところをよくわかっておられるようなので、非常に理科系でなくても参考になりました。確かに英文で論文などを書く前にさっと読んでおいた方がいいのかもしれません。役に立ちます。2016/02/18
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
55
古いせいなのか読み辛い(¯―¯٥)2019/07/24
じょにー
8
英語だけではなく、日本語で文章をつづる際にも役立つものがいくつかありました。文章を書くときには、「古い情報を前にもってくる」ことと「視野の移動を減らす」ことの二つを考えるようにしたいです。一つ一つの文を完璧することも大切ですが、それらの文をつなぐ技術も重要だということに気付きました。2014/03/14
いかちょー
4
英作文だけでなく、日本語の文章を書くためにも非常に参考になる。2008/08/12
lupin14
4
書き手が読み手にわかり易く的確に伝えるためのノウハウが詰まっていて非常に役に立つ本だ。しかしコラムが文の間にあってかなり読みづらかった。2008/06/09
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- 和書
- 英語の議論によく使う表現