内容説明
ヨーロッパ中世における防備施設としての城は、その建築美や堅固な防備組織が今日多くの関心を集めている。いっぽうで「中世は城塞の時代」といわれ、また「中世の政治は城塞の政治である」とも断定される。本書は城塞を支配の中核として把え、城塞がヨーロッパ中世の法制史や国制史の中で果した役割をその初期から、火薬の発明と火器の使用により15世紀以降、城塞が軍事的機能を喪失するまでの全期間にわたり、多角的に検討する。
目次
序章 中世のヨーロッパ
1 城塞の歴史
2 築城権と城塞を築いた人びと
3 城塞の所有と保有
4 裁判組織
5 城塞と支配・領邦国家
6 城塞と教会・都市
7 開城権
8 城塞知行法
9 城塞の守備と生活、そして城塞時代の閉幕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2021/07/23
リッチー。
0
あとがきにある通り執筆当時、最新の研究を新書にまとめた学術色の強い城塞研究本。興味深い論文をYahoo翻訳したような構成が残念でならない。城塞が増えたシュタウフェン朝からルクセンブルク朝辺りのドイツの事例を中心に、城を軸とした統治はどんな制度に支えられていたかが分かる、はずなんだけど…2015/03/27
rbyawa
0
本の初っ端からローマ帝国末期のドイツ民族(東西ゲルマン)などが語られていて、その次が「王が築城権を独占したか」、その次辺りから開城権、知行(真の?)、城塞知行などという言葉が出てくるんですが、えー、開城権だけはとりあえず理解できたんですがあとが説明が、、、あったかどうか。ここで語られている城というのがほぼ全て防衛設備としてのそれなので、城の価値を維持するために人が必要なのだ、ということまではわかるんですけどね。全体的に難しかったなー、で、本の終わり頃で現代人が夢想するお城の時代がもうすぐ、と〆が、イケズw2010/03/09
ロバーツ
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学生時代に購入した本。ドイツの法制史や国制史のなかで中世の城塞を論じている。2019/12/02




