内容説明
中国南部から、東南アジア、インド、西アジア沿岸を経て地中海に到る南海航路は、インダス文明の頃より連綿と継続してきた貿易路であり、決して、陸路の補助的な存在ではなかった。南海産の香料や大量の陶磁の輸送は、船舶によってこそ可能であり、またオアシス路も、海を渡って初めてアテネやローマと結ばれたのである。本書は、20年に及ぶ現地調査をもとに、東西交流の接点を海上交易の視点から見直そうとするものである。
目次
第1章 紅海とアラビア海
第2章 インド洋を越えて―ローマの南海貿易
第3章 古代中国の南海貿易―崑崙船の活躍
第4章 イスラム商船の東漸
第5章 宋代の南海貿易
第6章 マルコ・ポーロの大航海
第7章 鄭和の西洋下り
第8章 ヨーロッパ人の東漸



