中公新書<br> 回想の文学座

中公新書
回想の文学座

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121008497
  • NDC分類 775.1

内容説明

昭和12年に岩田豊雄、岸田国士、久保田万太郎の“三幹事”によって創立され、今年50周年を迎えた文学座の波瀾の歴史を一役者の暖かく公平な眼が捉えた貴重な記録。杉村春子、中村伸郎、森雅之ら創立時のメンバーに芥川比呂志、岸田今日子らが加わり、福田恒存、飯沢匡、三島由紀夫、矢代静一といった“座付作者”を抱えた黄金期から、後の「雲」の分裂、『喜びの琴』事件による三島の退座までを、数々の秘められたエピソードで綴る。

目次

1 文学座の誕生
2 杉村春子の手紙
3 敗戦
4 さいしょの年 1949
5 MAYAのころ
6 岸田国士の『どん底』
7 岩田豊雄と久保田万太郎
8 福田『ハムレット』対飯沢『二号』
9 芥川・矢代らとアトリエ運動
10 『鹿鳴館』とその後
11 雲分裂事件のあとさき
12 三島由紀夫『喜びの琴』事件

感想・レビュー

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unterwelt

1
1987年刊行。終戦後に文学座に入座し、「喜びの琴」事件で退座した著者の文学座回想録。役者よりも『どん底』演出中に亡くなった岸田國士や文学座を創設した岩田豊雄の印象が残る。それと同時に理想や理念で人が動く時代というのは新劇の青春時代ではなかったのかしらんと思う。2017/11/19

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